石粉粘土
パウパトロール スカイ
制作
5歳の長女と2歳の次女が大好きなパウパトロールのスカイをリアルサイズで作ります。

ベーシックビークルのフィギュアは持っていたので、それを参考にしながら、実際の子犬サイズを画用紙に描いてみました。
王蟲エラスモテリウムオルフェノクで使ったスタイロフォームがまだ余っていたので、芯材として使っていきます。

設計図より一回り小さめに形作っていきます。
100円ショップで購入した軽量粘土を使って、隙間を埋めて滑らかにしていきます。
Youtuberのねんどよしりんさんの作るピカチュウに感銘を受けたので、同じ材料を使ってみようと思います。石粉粘土は初めて使うので楽しみです。
全体を覆ってみました。

これはこれでもうかわいい感じに。

子どもたちは毎朝起きてすぐ、スカイの様子を確認して喜んでいました。
写真を撮って印刷し、パーツの配置やボリュームが足りないところを検討していきます。

尻尾はスタイロフォームを小さくして芯にして取り付けます。
ゴーグル部分は、100円ショップでサングラスを買ってきて、小さく切って仕込もうと思います。

近くの店舗ではニューファンドは取り扱っていないので、アマゾンで注文しました。他の石粉粘土も使ってみようとファンドを買ってみましたが、柔らかすぎたので、やはりニューファンドでいくことにします。
更にボリュームアップするための土台として黄色い軽量粘土を仕込み、薄く伸ばした石粉粘土で覆っていきます。

パジコのミニのし棒がいいと聞いたので、早速購入しました。薄く伸ばすのが楽しいです。
鉛筆でパーツを描きながらどんどん貼り付けていきます。
ゴーグルのマスキングをするために、スーパーパンチコンパスでマスキングテープを円形にカットします。
ゴーグル部分には裏にアルミホイルを添えています。

正中線を描いたり、目のバランスを考えたりしながら、鼻の部分は長すぎたのでカットして詰めているところです。
ミニのし棒で平たくして、カッターで切ると帯状になるので、首輪やゴーグルのバンド部分にしていきます。

石粉粘土は扱いやすいのでハマりそう。
だいたいシルエットが見えてきたところで、バックパックのギミックを作っていきます。

V2アサルトバスターグレートサッポロビークルロボで使った100円ショップのネオジム磁石を、工作用紙で作った土台に配置していく予定です。
ウィング部分は粘土で作るのはしんどそうなので、簡単に作れてへたらないダンボール1本を差し込む方式で展開状態を再現しようと思います。

ガオガイガー方式ですね。
工作用紙を石粉粘土で覆うことで、がっちり固くなりました。

石粉粘土は表面を覆っているだけなので、彫刻刀で簡単に穴を開けられます。磁石を仕込み、石粉粘土で塞ぐことで、見えないながらもギミックとして使えるようになります。
本体はひたすらやすりがけしていきます。

まずは普段使っていなかった180番を使ってガシガシ削っていきます。
顔やタグなどの細かいパーツを成形するために、昔から使っていたスパチュラ3本では対応できなさそうだったので、QLIBOのスパチュラ10本セットを購入しました。粘土プレスも付いていてお得。

そして、3つ目のニューファンドも同時に購入したので、軽量粘土3つ、石粉粘土4つ(ファンド1、ニューファンド3)を使ったことになります。
パウタグはスパチュラで成形し、固まったら彫刻刀で削り、紙やすりで整えるという感じに丁寧に作っていきます。
タミヤのサフを塗りました。

ここからまた紙やすりで削るわけですが、塗ったサフをほとんど落とす勢いで平らにしていきます。
削り終わりました。

まだら模様でちょっと不気味。
鉛筆で毛並みや瞳の色分けを描きながらバランスを確かめます。

睫毛と眉毛も造形しました。
これでパーツが完成しました。

造形するのは楽しいのですが、表面処理がいつもなかなかの苦行です。
缶さ府を吹き、ラッカー塗料のMr.カラーを筆塗りしていきます。

まずはホワイト。次にピンク。
最初は全部マスキングしてエアブラシで塗り分けることも考えましたが、手間を考えると筆塗りが一番という結論に至りました。

足や顔の境目は、CGモデルを参考にしながらギザギザになるようにしています。
黄土色の一番濃い色を塗り重ね、毛色3色が揃いました。

足の裏の肉球も塗り分けています。
ゴーグルやスーツの濃いピンクを塗り、本体の色はほぼできました。

目や鼻の黒には、ブラウンを少し混ぜています。
塗装は半ツヤなので、その目をマスキングしてつや消しを吹きます。

黒目の部分だけは、どうしても筆では綺麗に輪郭が出せないので、スーパーパンチコンパスを使って円の形にマスキングしていきます。
白目部分と、黒目のハイライトをマスキングすると、このようになりました。

怖い。
まずは黒を塗り、ピンクを重ねていきます。
本体の塗装が終わったので、最後に磁石を仕込んだブースターを作ります。

トイレットペーパーの芯とたまごパックを使ってお手軽に作りました。
完成
スカイが完成しました。

なかなか大きくて撮影ブースに収めるのが大変でした。

初めて使った石粉粘土で作ったにしてはまあまあいい出来なのではないでしょうか。

これを得意のエポキシパテやポリパテでやるとかなりの量を使ってしまうので、予算的にも扱いやすさ的にもとてもいい材料を見付けました。
横から。

フィギュアを見ながら作ったので、そのままスケールを大きくしたシルエットに出来ました。

耳の部分は凹凸のある部分だったので、やすりがけの手を抜いたことがよく見れば分かりますね。その分、体や顔はかなり滑らかになるように頑張りました。
後ろから。

スカイならではの小柄なお尻がかわいい。

尻尾もちょろんとした感じに出来ました。
顔のアップ。

瞳は黒を下地にしているので、瞳のグラデーションな感じが出たのでよかったです。

ただ、もう少し上の部分を濃いピンクにすればCGモデルに近くなったかなあと、マスキングを取ってから思うのでした。
色をつや消しにしたので、おもちゃ感が無くなり自然に馴染む感じになりました。

目は半つやなので、照明の光を反射していい感じ。

胸のパウタグはシャインシルバーがつや消しを吹いたので高級感のある仕上がりに。
上から。

アルミホイル下地のクリアブルーをずっとマスキングしていたので、ゴーグルが別物感があっていいですね。

バックパックのパウタグもしっかり造形しました。
首輪やジャケットのポケット、腰回りのクッションなど比較的簡単に造形できた部分がかっちりと塗装されて完成したので、石粉粘土はこれからハマりそうです。
足の裏の肉球は塗り分けしています。

手の平部分は線彫りしているだけですが、指の根元は立体的になるように削り込んでいます。
スカイウイング用の別パーツを差し替えることで、展開状態にすることが出来ます。

これらは粘土で作ると大変そうなので、ダンボール、トイレットペーパーの芯、たまごパックと身近材で作っています。
バックパックの左右のパーツを外し、ウイングを差し込み、組み直すことで展開状態にすることが出来ます。
まるで中からウイングが出てきたような展開状態。
ブースターを磁石で接続することで、中から出てきて展開したかのような状態にすることができます。
ウイング展開状態で上から。
下から。

パウステーションに入るまではマーシャルに対して笑っていても、エレベーターで上がっていく時には凛々しい顔をしているのが印象深いです。
家にあるスカイ関連と一緒に。

市販の玩具は黒目の位置が中心になっていて目がいっている感じになっているので、CGモデルに近いかわいい感じに出来てよかったです。
最後にスカイトリオで。

5歳長女と2歳長女がパウパトロールにハマり、そしてとにかくスカイが大好きなので、とても喜んでくれました。

次に好きなラブルも作って!と言われているので、そのうち作るかもしれません。
追記。

2人ともとても喜んでくれ、パウパトの服を着て記念写真を撮りました。
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