劇場版 仮面ライダー555
パラダイス・ロストより
エラスモテリウムオルフェノク
仮面ライダー555の劇場版「パラダイス・ロスト」に登場した巨大な怪人(?)エラスモテリウムオルフェノクを作ります。

平成ライダーでは特に龍騎と555あたりが大好きなのですが、劇場版では555が一番だと思っています。

設定画は手元にないので、ネットから画像を拾ったり、DVDを借りてきて撮影したりして準備をしました。
製作
まずは、平面で設計します。参考資料を見ながら、だいたいの形を描きました。実はエラスモテリウムオルフェノクの頭部には、人間態だった頃の姿が残っているので、手元のフィギュアーツと同じになるように気を付けました。

王蟲で余ったスタイロフォームをどんどん使っていきます。
平面での設計ができたので、どんどん積み重ねていきます。

大きな一枚板は限られているので、細かい破片を組み合わせるのがパズルみたいで楽しかったです。
各部分の厚さを考えていきます。

重ねているうちに、けっこう肩の部分が大きかったり、頭部が複雑な形をしてたりするのことがわかってきました。
四足で自立できるくらいになりました。発泡スチロールカッターや大型カッターナイフを使いながら形を大まかに切り出していきます。

しかし、接着に両面テープを使っていたのですが接着力はあまりなく、ボロボロ崩れてしまいました。
そこで、爪楊枝を挿して固定します。
爪楊枝を使って肩部のパーツも作りました。この骨組みにこれから肉付けをしていきます。
強力に接着するために、100均で接着剤を買ってきました。スタイロフォームは発泡スチロール用のボンドで接着することができます。
発泡スチロールカッターで形を切り出していきます。

口の部分に切り込みを入れ、広げていきます。
頭部がだいたいできてきました。
両手足は幅増しして肉感を出していきます。
大型カッターの切れ味が悪かったので100均で替え刃を買ってきました。交換したら、いやあ切れるキレる。やっぱり切れ味は大切ですね。
口内を造形するために顎部分は取り外しできるようにしておきます。固定はもちろん爪楊枝。
それでは、骨組みに肉付けが終わったので、粘土で着色しながら細かい造形をしていきたちと思います。

これまたダイソーで、ふわっと軽いねんどを購入しました。これは、紙粘土とは明記されてはいませんが、ほぼ紙粘土として使うことができます。発泡スチロールなどが含まれているそうです。
試しに頭部周りの黒い部分に貼りつけてみました。

手にくっつきにくく、色もついているのでなかなか使い勝手がよかったです。
このあたりで愛用の発泡スチロールカッターの線が切れてしまいました。

線だけ売ってないかなあ?
粘土の試しをしながら、全てのパーツの切り出しが終わりました。

肩のパーツは裏側のへこみ部分をなくし、作りを簡単にしています。
本格的に粘土で形を作っていくために、ふわっと軽いねんどの白を5つ、黒を2つ買ってきました。
オルフェノクはモノトーンで配色されている異質な怪人です。

白と黒の粘土を混ぜ合わせて灰色の粘土にします。白に対して黒を少しだけ混ぜます。
それを何度も練ることで灰色にしていきます。
頭部に灰色を貼りつけていきます。

頭部の人型オルフェノクも造形しましたが、細かいエッジは出しにくく、こんな感じになってしまいました。設定画でも細かく見れなかったのでなんとなく分かればいいかなあ、といった感じです。
頭部に貼りつけたあたりで粘土が足りなくなったので、白を3個追加しました。

関節部分には黒を巻いておいてあります。
足の裏から粘土を貼りつけていきます。

関節の可動はしないので見えない部分ですが、足をまるごとくるんだ方が粘土が固定しやすいのでこのようにしました。
混ぜ合わせの分量では黒が余りがちなので、更に肉付けするために使っています。
さらにさらに粘土を追加します。白を2つ、黒を1買ってきました。これで最後です!ダイソーの店員にはすごい粘土好きな人だなあと思われたでしょう。

写真は、足の裏を乾かしているところです。
最後につやだしニススプレーを吹きかけて完成!これが臭い!しばらく臭いが残りました。


最終的に
ふわっと軽いねんど100円×14
接着剤100円×5
つやだしニススプレー200円
計2100円かかったことになります。
このサイズにしてはかなり安価にすることができました。
完成
エラスモテリウムオルフェノク完成です。

一度死んだ人間が奇跡的にオルフェノクとして蘇るか、オルフェノクに殺された人間がオルフェノクとして蘇るかしてオルフェノクとなります。どちらにせよ、死んだ人間が低確率でオルフェノクとして誕生しますが、本編では人間と怪人のどちらにもなれず心揺らぐ人間たちのドラマがありました。

しかし、このエラスモテリウムオルフェノクは、自我を失い獣の姿のまま存在している完璧な怪人といえる存在です。
横から。

長い角と大きな肩鎧が目をひきますね。
後ろから。

ぼてっとしたかわいいお尻ですね。
上から。

腰から後ろの資料があまりなかったので、想像で作った部分もあります。
おすわり。

固定ポーズなのでこれくらいしか変化をだすことができません。
正面から。

3つ目と牙が凶悪モンスター感を出していますね。

こんなんで突撃されたら泣いちゃう。
顔アップ。

牙は粘土でちまちま作りました。
さらにアップ。

人間型オルフェノクとしての抜け殻部分も造形しました。といっても、爪楊枝で模様を少しつけるくらいしかできませんでしたが、それっぽくなったと思います。

劇中では、突撃以外の技として腕の部分の黒いところから針を飛ばしていましたね。
頭部を横から。

首に装飾品のような部分は節ごとに造形しようと思っていましたが、結局全部繋げてしまいました。

やはり細かい造形には紙粘土は不向きなようです。
口内アップ。

こんな大きな口で噛み付かれたらひとたまりもない。劇中でのクレインオルフェノクとスネークオルフェノクはショックだったなあ。
V.S.ライダー
ギャラリーへ突撃。

劇中でもアリーナの観客席に突っ込んでいましたね。一万人エキストラ企画にすっごく参加したかったのを覚えています。エンドロールに名前が載っているのをうらやましいなあと思っていました。
手元に555はいないので他のライダーと対決。

ブレイドキングフォームと対峙。
このようなサイズ差となります。圧倒的迫力!

しかしブレイドキングも14という巨大な敵を一刀両断にしているから、難なく倒してしまうかも?
フィギュアーツより小さいのでサイズ差が広がってしまいますが、極魂のクウガライジングマイティとビートチェイサーで。

おお怖い怖い。
魂エフェクトを使ってバイク破壊。
ガンダムバルバトスと退治。

メイスは果たして効果があるのか……。
ミカなら関節に刀を刺して攻撃しそう。
ヴァイオリンの音色で手なずけてしまったキバ。
こちらも手なずけてしまったアームドティランレンジャー。
獣奏剣との二刀流がかっこいい。

「行くぞ!守護獣エラスモテリウム」
友人宅へ
友人Yの新居へお邪魔してきました。

実は今回、フィギュアコレクターの友人がオーガとウルフオルフェノクが届くと言っていたので、エラスモテリウムオルフェノクをプレゼントするために製作したのでした。

その友人宅は、引っ越し直後だったのでフィギュア並べを手伝ってきました。いやしかし、すごい量だなあ。
こうシリーズごとに並んでいると、龍騎勢のミラーモンスターが異色ですね。

どれもかっこいいなあ。
こだわりの四つ巴。

それぞれの武器が誰かを狙っているように並べてみました。
パラダイス・ロストをイメージして、ファイズv.s.オーガ&ウルフオルフェノクv.s.ホースオルフェノク。

青い炎エフェクトが似合います。
さて、ここからは友人のS.H.フィギュアーツを借りてエラスモテリウムオルフェノクとの写真を撮らせてもらいました。

クリムゾンスマッシュを構える555。
必殺のクリムゾンスマッシュが決まるか!?という瞬間、サイガが乱入。
555はアクセルフォームになってサイガを追撃。

アクセルフォームはもう出るだけでかっこいい。パラダイス・ロストの予告で出たアクセルフォームだけで、劇場に行きたい!となった記憶があります。この前のシーンの多人数戦もかっこよかった。
劇中では通常フォームでしたが、アクセルのままサイガをスパークルカット。
555=巧の正体がウルフオルフェノクだったと劇場で知ったときは、劇場にいた全員で騒然としたのを覚えています。
「闇を切り裂き、光をもたらすのよ!」

555はブラスターフォームに変身。
劇中ではファイズブラスターのフォトンバスターで一撃でしたが、フォトンブレイカーモードで対峙させました。
フォトン・フィールド・フローターで飛翔し、一刀両断!という捏造原作再現。
555とオーガが協力し、エラスモテリウムをやっつけるぞ!
しかし大きいな・・・・・・。
よし、みんなで仲良くしよう!

・・・・・・と、最後はなんだかよくわからなくなってしまいましたが、友人の協力のおかげで555ライダーと並べることができました。

そして、このエラスモテリウムオルフェノクは友人にプレゼントしました。

こんなに大きな粘土造形は初めてでしたが、スタイロフォームを芯にすることで、軽く安く作ることができました。
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