切り絵
エヴァンゲリオン初号機
制作
小学4年生の図工の学習で行った黒い厚紙を裏からカッターナイフで切り取ると粘着面のある透明シートが残り、そこにカラーセロファンを貼ってステンドグラス風アートになる教材を無性にやりたくなりました。

今回手に入れたのは、0.3mm厚の専用粘着加工制作板とアルミフォイル、裏板紙とプッシュステンドカラーのセットです。

小4当時の作品はこれです。
透かし切り絵ブレーメンへ行こう
デザインは、鬼滅の刃にしました。

コロナの影響で常にマスクをする生活ですが、ちらちら鬼滅のマスクをしている子どもを見かけることがあります。

メインは主人公、竈門炭治郎。

ネットで見付けたブルーレイのパッケージを参考に下絵を描いていきます。
鉛筆で描いた下絵をペンでなぞります。

ペンの部分を残して周りをカットすることで、元々の黒い部分が表面にくっきり残るわけですね。

ガンメン部分は細かいので、大きく切り取ってしまいました。
説明書に、細かい部分は表面から油性マーカーで描き込んでもいいと書いてあったので、切り取った部分を透かして爪楊枝でアタリをつけ、表面から直接眉毛と鼻を描き込みました。

表面に描いたマーカーはあまり目立たないので、厳密な切り絵でなくても、精巧な切り絵に見えるお手軽システムで助かります。
着色には専用のプッシュステンドカラーというものを使います。

2層構造になっており、表面の透明シートに、裏面にカラーが付着してるような感じでした。

これを粘着面に押し付けて擦ると、付着したカラーが転写されて色が付きます。

通常のセロハンを使ったステンドグラス風アートでは、裏から余分はセロハンを切り取っていたので、細かい作業が出来る上、マーブル状に混色したリ、継ぎ接ぎをしたりなど、自由度が上がり、難易度が下がっているように感じました。
夢中で作業してここまできました。

とりあえずやってみようとやりやすそうなところから進めていきましたが、全体のバランスをあまり確認していなかったので、胴体が短くなってしまっていることに、後で気付きました。もう少し剣の鍔側にベルトを寄せるべきでしたが・・・・・・。

まあ、気にしません。
剣から噴き上がる炎を手前に描こうと思っていたのですが、ばっちり手の部分にカラーを貼ってしまいました。

プッシュステンドなら爪楊枝擦るとある程度カラーが取れるので、炎の赤色を貼り、表面から縁取りを描くことで修正することが出来ました。
肌色のカラーがなかったので、オレンジにしました。もし肌色があればディズニ―プリンセスなんかもいけそうでしたが、オレンジはプリンセスにしてはちょっと濃かったのでやめました。
飛び散る炎のエフェクトは、画像を参考にしながらてきとうに配置していきます。
水の呼吸の波しぶきは、透明なシートはなかったのでラップを貼りました。柔らかいので皺がよってしまいましたが、気にせず、表面から細部を描きいれていきます。
大きな水の流れは、黒い縁取りを作らずにカラーを並べました。

裏に銀色のアルミホイルを添えると、このように反射して綺麗に見えます。
全ての色を使ってカラフルにしたかったので、余った黒い部分には他の登場人物の衣装の柄を配置することにしました。
全ての色を使ってカラフルにしたかったので、余った黒い部分には他の登場人物の衣装の柄を配置することにしました。
禰豆子の柄は、線の部分を切り取りました。
そこに赤いカラーを貼り込みました。
裏から見るとこんな感じに。

この裏からピンク色のセロハンを貼ることで、黒い縁取り線とは違う雰囲気にしてみようと思います。
富岡さんの模様は複雑で面白い!
反射して見ずらいですが、プッシュステンドカラーはどんどん歯抜け状態になっていきましたが、これだけ使ってもまだ余っています。
しのぶと善逸の柄の白い部分は、説明書にチョークで色付けをすると書いてあったので、やってみました。
これで切り取りとカラー貼りの作業が終わりました。

満足!
裏はこんな感じになっています。

元にする画像を左右反転して印刷していたので、破綻せずに下絵を描けたのがポイントです。
アルミホイルを敷いただけでも色がはっきり出ていい!

ですが、アルミホイルをシワにして貼ると乱反射して作品が輝くので、そこまでやって完成とします。
完成
これで完成!

鬼滅の刃より、竈門炭治郎と仲間たちの柄です。

持っている日輪刀は刀身が黒いのですが、ステンドグラス的には映えないので、白や黄色を使っています。紫でもよかったのですが、隊服で使ったので避けました。

水の呼吸の波しぶきが好きだったので、取り入れましたが、方向付けるのがなかなか難しかったです。

本当はヒノカミ神楽と水の呼吸は同時に使わないのですが、いいとこどりをしました。

余っているところも、左から富岡義勇、胡蝶しのぶ、竈門禰豆子、我妻善逸と仲間たちの特徴的な柄を入れられて満足です。

特に、しのぶと善逸の白い部分は、透明にすることも考えたのですが、白くしたことで違いが出て効果的になりました。
苦労してピンクと赤の2色を重ねた禰豆子の柄ですが、アルミホイルを貼ると目立たなくなってしまいました。

悔しいですが、もうマーカーで模様を描き込みます。
ということで描き込んだのがこちら。

炭治郎カラーに塗装したミライトワと一緒でおしまい。

かなり密度のある作品を作れて大満足!

個人的にデカール地獄だったVF-25Fを経験したことから、今回の作業はどんどん進み、夢中になりました。気付けば、6時間近くぶっ続けで作業していたことも。

作るのって楽しい!
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