モデロイド
シンカリオンH5はやぶさ
制作
シンカリオン500 TYPE EVAを作りながらシンカリオンにハマったものの、プラレールシンカリオンに手を出すほどではないな……と思っていた矢先、ねんどろいどで有名なグッドスマイルカンパニーからモデロイドというシリーズが出ていることを知りました。

変形はしませんが、劇中のCGモデルのプロポーションを再現したモデルということで、1体手に入れたいなと思いました。

主役機であるE5やヒロイック然としていてかっこいいN700Aも迷ったのですが、地元の札幌に延伸予定の北海道新幹線をモチーフとしたH5はやぶさを購入しました。
ランナー一覧。

1/144HG並みのパーツ量でした。
モデロイドで特徴的なのは、一部彩色済みパーツになっていること。

シンカリオンH5はやぶさでは、新幹線部分の白い部分や紫色のライン、オレンジ色の部分が塗装されています。
頭部の組み立て。

頭部は彩色されているので、説明書通り組み立てるだけで、ほぼ色を再現できます。

パーツ割りも工夫されていて、RGのようです。
頭部の兜飾りの中心には逆三角形のパーツがありますが、分割が工夫されていて、合わせ目が目立たないようになっています。
ボディ部分を組み立てていきます。

胸部はせり出しているデザインなので、フレーム部分のつくりが新鮮です。
肩の窓部分も彩色されているので、組み合わせるだけで色分けができます。

これはすごい楽〜。
脚部のパーツを装着する前に並べて変形前の新幹線の形状にしてみました。

プラレールとは違い、リアル寄りのプロポーションとなっています。

変形するので、車体のパーツを重ねます。
脚部のボールジョイントはL字の変わった形状をしていました。

差し込んでからグッと押し込むことでハマると説明書に書いてあるのですが、浅い差し込みで押し込んだので、負荷がかかって少し白化してしまいました。

やり過ぎたら折れてしまうので、構造をよく見て置くまで差し込んだら、ハマりました。


危うく片足の可動を潰してしまうところでした。
組み立てが終わったのでシールを貼っていきます。

大まかな部分塗装は既にされているので、気楽に作れてよいです。
シールにはAグループとBグループの区分けがされており、機体のイメージをほぼ再現できるAグループを貼り、更にこだわって詳細部分を再現したい場合はBグループを貼る用指示がありました。

まあ、Bグループまで貼るよね。
ボルト状のパーツは円形の上下にディティールが入るようですが、シールの切れ目の位置がずれているようで、上下均等に印刷されていませんでした。

まあ、いいか。

そして粘着力が弱い!
装動やガンプラのシールがとてもいいものに感じます。
Aグループを貼った状態です。

右下の窓の部分はBグループ扱いなので、やはり貼った方が見栄えがいいですね。

というか、そんなにシールの量に大差ないので、Aグループだけで満足する人いるのだろうか??
劇場版「未来からきた神速のALFA-X」を見ながら作りました。

冒頭にH5単独で活躍するシーンがあり、ドンピシャすぎてテンションが上がりました。
完成
初めてのモデロイド完成しました。

着色せず、組み立てとシールだけでここまでの立体物が手に入るのに感動を覚えます。

プラレール版は本当にボディが折れているだけのような見た目ですが、細かく変形して凹凸があるCG版のディティールを再現しており、ロボとしてのかっこよさがグンとアップしています。

シンカリオンは変形の都合上、肩パーツがあまり大きくなく、脚部側面には大きなボディの半分がそのまま配置されるのが特徴的ですね。

足がちまっとしているのも可愛いですが、個人的にはどっしりとした足の方が好み。
横から。

新幹線そのまま張り出しているような胸部が目を引きますが、折り畳まれて若干短くなり、パーツが細かく動いてロボの装甲らしさを出しています。

腕がちょっと長く見えるのはVF-25Fっぽさがありますが、装甲が長いだけでフレームはそれなりです。

足の新幹線そのまんまボディが面白いですね。
背面。車体下部や内部が露出している部分なので、黒いです。

ビークル系ロボは、隠れた部分にある車輪がたまに見えるの、いいですよね。
武器はE5と同じカイサツソード。

見た目もほぼE5と同じH5ですが、ユーバリ・ヒート・システム(YHS)と呼ばれる発熱システムを内蔵しており、寒冷地での活動ができます。

各部のオレンジのアクセントカラーは夕張メロン色なんでしょうね。

エピソード15、16では凍結系の巨大怪物体との戦闘で活躍していました。

まあ、大抵のヒート系の武器って、後半は出番がないのがお約束なのですが……。

H5は北海道支部配属のシンカリオンなので、局地戦や大宮への応援など要所要所で登場していたので、扱いはまあまあ良かったと思います。
ちなみに余剰パーツを使用してE5を組むことができます。

ラインカラーはライラックやルピナス、ラベンダーなどをイメージした紫色、アクセントカラーは夕張メロンのオレンジのままです。

差異部分は、頭部の兜と、腹部、腰アーマーのみでした。
頭部はヒーロー然とした兜になります。

頭部のトサカは、ロゴマークのハヤブサの白い羽をイメージしたものだったんですね。

そういえば、顔部分にキズによるちょっとした塗装剥げがありました。
まあ、遠目で見れば気になりません。

この頭部だとラインカラーは明るいピンクなので、こう見るとクールなイメージか、闇落ちバージョンという感じがします。
車体先端部を差し替えて、必殺のグランクロスを再現することができます。

他のシンカリオンもここは共通のデザインなので、全員グランクロスを装備できそうな気もしますが……。

個性付けなんでしょうね。

近接装備のソードと必殺ビームは、さすが主人公機!という感じ。
では元に戻してH5へ。

夕張メロン色のカイサツソードで攻撃します。
H5のデザインは主人公機のリデコということで、かなりかっこいいですし、搭乗者は初音ミクならぬ発音ミクと面白い組み合わせなのですが、喋り声まで本家初音ミクのようにかわいらしい声でアクセントがまばらなぎこちない話し方をするので、戦闘シーンではちょっと気が抜けてしまいました。

ちゃんと音声データ提供者がアフレコを本家クリプトン・フューチャー・メディアが音声合成しているそうです。

なぜか劇場版ではライブシーンが。キャラ違くない?
巨大な改札を出現させて敵を拘束!

仮面ライダー龍騎や555、グレンラガンにありがちな必殺技前の卑怯な拘束技。
振りかぶりながら接近して敵を切ります。
H5の頭部は、シロハヤブサと北海道をモチーフにしたロゴマークを左右に貼り合わせた形状。

意図してはいないと思いますが、個人的には牛乳の水滴を落としてできるミルククラウンにも見えます。乳製品が豊富な北海道なのでそれもありですね。
説明書では塗装見本として頭部のラインにスミ入れが入っていましたが、CGモデルではそこまではっきり描かれていなかった印象だったので、スミ入れはしていません。

頭部両頬のダクトだけ黒を入れ、アゴ部分との境目にスミを入れただけです。
主人公機E5はやぶさと、このH5はやぶさによるダブルカイサツソードはベタながら燃えました。

脚部に装着する疾走エフェクトが付属していました。
必殺技後の決めポーズは女性らしく脚を閉じてスラッとしています。

発音ミクは見た目と声の一発屋かと思いきや、剣道一筋だったり、乗り物酔いというシンカリオンの運転士として最大のハンデに悩んだりとキャラ設定がちゃんとされており、感心しました。
シンカリオンの運転士では唯一の女性キャラなので、たまに動きが女の子っぽい時があります。

最終回での一斉チェンジでくるっと一回転して指さししていたのは、らしいな〜と思いました。

今でも最終回でのラストバトルはこれまで築いてきた運転士たちの連携と託す思いが重なり、目が潤んでしまいます。
余剰パーツで本来は装備されていないグランクロス。

H5は、ユーバリ・ヒート・システムを使ったヒートグランクロスなんて、どうでしょう。

火力は高いが射程は短く、一発撃つとオーバーヒートして本体がダウンする、とか。
シンカリオン500 TYPE EVAと並べて。

食玩版はプラレール版と同じように変形するので、胴体部分の形状を比べるとCG版のアレンジ具合が分かります。

また、肩の付け根や足の長さなど、CG版はより人型に近付けていることが分かります。
札幌公共交通合体ロボとも並べて。

サイズ感は違いますが、1号ロボ、2号ロボ、基地ロボという感じで面白いかも。
モデロイドのシンカリオンH5はやぶさでした!

ガンプラに比べるとややお高いですが、お手頃な大きさで、組み立ても簡単な、塗装済みの立体物が手に入るというのはとてもいいシリーズだと感じました。

他の車両も揃えてみたくなりますね。H5は劇中でリンク合体が可能なシンカリオン中唯一合体がなかったので、800つばめあたりと組み合わせて飛行能力を手に入れるのも面白そうです。

ただ、この記事を書いている頃にはシンカリオン熱が冷めてしまったところがあるので、札幌延伸への期待を込めて札幌公共交通合体ロボと共にH5を飾っておきます。
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