モデロイド
ダイナゼノン
制作 ダイナゼノン・ダイナレックス
制作
モデロイドのダイナゼノンを作ります。

モデロイドは、 シンカリオン H5はやぶさを作ったことがあります。

DX版と言うべき「THE 合体」は高価で場所も取るのでさすがに手は出ませんでしたが、モデロイドなら、と購入しました。

記事のストックを消化するべくしばらく積みにしていたのですが、牟田口さんの素晴らしいボックスアートはずっと眺めていられました。
設計図のような側面の線画も素敵。

購入時体も暫く悩む期間があったので、念願の開封となります。
反対側面。

「SSSS.GRIDMAN」ことグリッドマンは、「電光超人グリッドマン」大好きな子どもだったので、終始感動しながら見ていました。ただ、後半の展開はあまり記憶になく、ダイナドラゴンもてれびくんやテレビマガジンなどの雑誌でしか親しみがなかったため、ダイナゼノンも最初は「また始まったのかあ。」くらいにしか思っていませんでした。
しかし、見始めると本当に楽しいものなんですよね。

ダイナゼノンのロボとしてのデザインは、正直あまり琴線に触れなかったのですが、コアロボ1体と3体ののマシンが合体し、4体が全合体して巨大ロボやドラゴンになるというプレイバリューは、もう大好物です。

また、メインヒロインの南夢芽という超絶面倒くさいキャラクターがツボに入ってしまいました。麻中蓬との自然な会話ながら不器用な感じが大好きで、「SSSS.DYNAZENON SHOW」では結婚という話もあるということで、イベントのアーカイブ配信もすぐに見てしまいました。
ランナー一覧。

赤いパーツが多め。

モデロイドなので、着色済みなパーツもあります。
グレーとライトグレー。
ブラックとイエロー、ソード部分はクリア―グリーン。
説明書。

組み立て用と、合体用があります。

ゴルドバーンとグリッドナイトの発売の告知チラシもありました。

うーん、そこまではどうしようかなあ。

飾るならダイナゼノン単体がいいけれど、フルパワーグリッドマンと並べるならカイゼルグリッドナイトにしたいしなあ、と悩んでいる間に受注が終了していまいました。
着色済みなのはいいですが、マスキングが甘かったのか、スプレーのはみ出しがあり、残念。

特に胸部になるので目立ちますしね。
ミサイル部分は赤いパーツを差し込み、ハッチ内部がブルー塗装された上なので、組み合わせるとカラフルになりますね。
フェイス部分の塗装された部分がひっかかってハゲてしまいました。

開封後にランナーを積み重ねていたからかなあ。

ダイナソルジャーの牙部分は塗装されていないので、部分塗装した方がいいかなあ、と考えています。
そこで、ガンダムマーカーのシャインシルバーで、フェイス部分と牙部分を塗装しました。

さすが、塗るだけで仕上がりが全然違います。
調子に乗って、ダイナソルジャーの手の部分にガンガン塗ってしまいました。

すると、なんとボロボロと手が砕けるではありませんか!?

ガーン!!!
一応、こうならないように、最近にしては珍しく模型誌で勉強していました。

ちょうど、2022年2月号の月刊モデルグラフィックスで、モデロイドとABS&POMの塗装について特集が組まれていたので、購入しました。

うちにあるモデロイドの シンカリオンH5 はやぶさと。

そもそもMODEROIDOは、グッスマことグッドスマイルカンパニーの「メカスマ」ブランドによるプラモデルシリーズで、素材にABSやPOMを使ったり、塗装済み部分が多かったりと、他のプラモデルとは違ったホビー寄りの特長があります。
一般的なプラモデルではPS樹脂が使われますが、特に変形合体機構のあるダイナゼノンでは、PS樹脂が使われていません。

大半を占めるABS樹脂は、有機溶剤に弱いものの剛性に優れているので、関節のヘタりがあまりありません。関節部に使われるPOM(ポリアセタール)は、ドライヤーでの簡易焼き付け塗装くらいでしか塗装できない超協力樹脂ですが、耐摩耗性が最も高いプラスチックとなっています。

誌面では、ABS樹脂と言っても配合具合によって違うものの、エナメル塗料では意外と割れなかったとあったので安心してしまいました。
というか、そもそもガンダムマーカーってアルコール系だったのですね。アルコール系のガンダムマーカーはランカー系、エナメル系、水性、そしてガンダムマーカーでさえ溶かすのだそうです。しかも、爪の内部が凹んでいる所に流れ込み、浸食した上で負荷がかかってしまったから割れてしまったのでしょう。

黄色部分はラッカー系の缶スプレー、負荷がかかりにくそうな、牙や爪、ハンドパーツだけを金色にします。

全部金色にすると、シールの部分と合わなくなりますし、ダイナソルジャーの頭部や膝などの可動や干渉がある部分は破損も怖いので、ここだけ塗装します。
塗装できたので、組み付けていきます。

割れが怖かったので、薄く何日かに分けて吹きましたが、横の部分の塗りが甘かったかも。
DX版となるTHE合体では、ダイナソルジャーの腕をダイナストライカーに内蔵するのですが、モデロイド版ではオミットされています。

内蔵されているように見えるよう手の部分を装着することも考えたのですが、幅が狭かったことと、右手は破損していることから、加工することはやめました。
完成
完成しました。

まずは、コアとなるロボのダイナソルジャー。

右手は瞬間接着剤で補修しました。

コンパクトながら、ギミックが盛り沢山です。
変形する都合もあり、全身がよく動きます。
グレーのパーツは機龍でおなじみのガンダムマーカーシャインシルバーで塗装しました。

牙部分は赤い成型色のままだったので、部分塗装することでぐっと引き締まりました。

スミ入れはいつものリアルタッチマーカーを使っています。

額のセンサーは、付属のシールの余白部分を切り取って貼っています。
口は開閉できますが、ドラゴンシーザーのように顔が内蔵されているタイプなので、開けると変な感じになってしまいます。
青い部分は塗装済みですが、胸部の銀色部分は指定が無いので説明書や資料を見ながら塗装しました。
搭乗直後のうまく動かせず腕だけぐるぐる回ってしまうシーン。
ダイナソルジャーはがむしゃらにドタバタ走り回っているイメージがあります。
ちせ搭乗時の足だけ動いて走り去ってしまうシーン
訓練ポーズ。

いきなり使いこなせるのではなく、徐々に操縦方法が分かっていく段階が丁寧に描かれていました。
やられポーズ。
顔のアップ。

頭頂部のセンサーや牙をしっかり塗り分けたことで、見映えがする感じになりました。
夢芽を迎えに来た、グリッドマンOPを彷彿させるカット。

モデロイドでは、劇中よりも目が細く鋭く造形されています。
コミカルな描写もありますが、ロボの中心でありながらチームの中心として立ち向かう姿があり、とても愛らしく思えます。
アクセスモード・ダイナソルジャー!

合体コールでは、風邪をひいて咳をしていたり、やる気がなかったりというバリエーションもあり、面白かったです。
このレビューを書きながら、外伝小説版の「SSSS.DYNAZENON CHRONICLE」を読みました。

クロニクルでは、寒色のダイナソルジャー=ライジングブルーが登場しました。本編同様、意思があるような描写があり、愛着が更に湧きました。本編の流れをなぞりながら、ミステリーの要素もあり、初披露となる合体形態もあり、まあまあ分厚かったですが面白くてあっという間に読めました。

クライマックスに登場した、グリッドナイトもライジングブルーになった超絶合体竜王カイゼルグリッドナイト オーバースペックモードはそれまでの展開が相まって燃えました。
続いてダイナウイング。

塗装済みだったグレーの部分をシャインシルバーで上塗りしたので、高級感が出ました。
唯一飛行できるメカ。

戦闘に向かう移動手段は元より、通学や、ボイスドラマでは千葉の某テーマパークに行くために使われており、とても便利。
全員揃わないと合体できないことから、お迎えに行くこともしばしば。

ステルス機のようで主翼がとても長いので、独特な形をしています。

合体の都合上、思いっきり切り欠きがあるのが面白いですね。
ダイナウイングとダイナソルジャーで合体だ!

ダイナソルジャーウイングコンバイン!
手を前に出して突撃。

合体することで、空中からの攻撃が多様になります。
ダイナウイングをダイナソルジャーの腰部後ろに取り付けます。

ダイナゼノンと上下逆さまなのがポイント。
ダイナソルジャーの脛のスラスターを上下逆にすることで、推進力を増しています。

ちなみに、この時の右手首は瞬間接着剤で取り付けています。
スラスターを戻して、空中からの飛び蹴り。

特に名称は無いはずなのに、夢芽は「なんとかキーック!」と呼称していました。
3つ目のメカ、ダイナストライカー。

バンパーの手の意匠以外、合体ロボの一部となることが分かりにくいまとまった形状をしています。
それもそのはず、形状重視用のパーツをつかっているので、車メカとして統一感があります。

前部バンパーにある指先部分の砲口から光弾を連射する攻撃を得意としています。 あまり効いているイメージがありませんが。

クロニクルでは暦が名称を知りたがっていましたが、ガウマも知らなかったということで八連装バルカン砲と言うしかないのですかね。
一応ハンドパーツを差し替えることができるので、部分的に変形させ、怪獣を誘導するシーンも再現できます。
ちせが乗るダイナソルジャーを助けたシーンも。
劇中ではありませんでしたが、ダイナセイバーを出力することもできます。
この大きいハンドパーツにはぴったりハマりませんが、このように配置すると強そう。
ダイナストライカーとダイナソルジャーで合体だ!
劇中やTHE合体ではダイナソルジャーの腕を挟み込んで合体しますが、モデロイドでは差し替え式です。

右腕は肩ブロックを外してしまっているので間違っています。
ダイナソルジャーストライカーコンバイン。

ダイナストライカーは形状重視パーツを外すと、関節が露出します。

無理に中途半端なバランスにするよりも、どちらの形状も良いものにする絶妙な差し替えです。
どっちがどっちか分かりませんが、ストライカーストームα・βという光線を発射できます。
正面から。

一斉射撃時にはバルカンのような連射する攻撃をしているので、よく分からないタイヤです。
そして重量バランスが悪いので倒れてしまう。
クロニクルでは、ダイナソルジャー=ライジングブルーの右腕にダイナストライカー、赤いダイナソルジャーの左腕にダイナストライカーというストライカーコンバインという変則合体がありました。

重量バランスが悪いことを生かして、回転しながらパンチをしていました。
クロニクルでは、攻撃力があるもののバランスが悪いストライカーコンバインに、ダイナウイングが合体したウイングストライカーコンバインが登場。

ダイナゼノン形態より干渉が無いので、腕を上げやすくなっています。

空からドーン!という攻撃を提案したものの、「ストライカーストームα!」「ストライカーストームβ!」に続けて「……C?」と続ける雰囲気がとても夢芽らしいと思いました。
最後にダイナダイバー。

カエルの目のような機首部分がかわいい。

思いっきり下半身という見た目で地味な感じですが、個人的にはアイディアが詰まっていると思うデザインです。

船首には四門のレーザー砲、中央部のダイナランチャーからはバーストミサイルを発射します。
横から。

大型船の船底が赤いのは防汚塗料の主成分や亜酸化銅と赤色系なことに由来しているそうで、それをデザインに入れつつも、人型のダイナゼノンでは黒、ドラゴン型のダイナレックスでは赤と色による印象が変わる効果を両立しており、見事だと思います。
足裏にはスクリューのモールドがあります。

ダイナレックスの爪にはがっつり肉抜きがありましたが、あまり見ないところなので、埋めずにそのままにしています。
劇中で何度も使われたダイナランチャー。

THE合体ではゼンマイで1つずつ自動展開するという超面白いギミックが内蔵されていました。

モデロイドでは手動で展開します。

ライトグレーの成型色だった部分はシャインシルバーで塗装しましたが、軸の部分は割れるのが怖かったので塗っていません。
ダイナソルジャーダイナーコンバイン。

劇中では、ただ乗せているだけで、移動時にしか使われませんでした。

この状態で海中での戦闘があったら面白かったでしょうね。
クロニクルでは、ダイナソルジャーの出力が上乗せされ、機動力が増すと言及されていました。

海中での戦闘では、ダイナレックス時の爪を半分起こして、すれ違いざまに切りつけるというトリッキーな攻撃を披露していました。
クロニクルでは、ダイナソルジャー・ダイナーコンバイン バーストスマッシュモードという亜種形態も登場。

ダイナゼノンのようにドッキングして、ダイナダイバーの推進力を生かして突撃するダイナトルネード!という技で怪獣を撃破していました。
OPのイメージで。

4人それぞれが事情を抱えており、ちょっとずつ前進しながら話が進んでいく様がとても面白かったです。

モデロイドはやや小さいですが、劇中の人物と同じように手に出来るので、なりきり度も高いですね。
蓬と夢芽の高校生コンビ。
ガウマと暦の大人コンビ。

ダイナストライカーはカップ麺の上に置いてみたくなります。
怪獣が出たぞ!

学校の時間に呼び出されるのは電童でもあったロボットアニメあるあるだなあと思いました。ちょっと憧れますよね。

こうして並べてみると、共通した意匠はないので合体するようにはあまり見えません。
ダイナゼノンに合体できないときの緊急回避シーン。

飛べない3体のロボをダイナウイングがぶら下げるという無茶苦茶なシチュエーションです。

ダイナストライカーとダイナダイバーはツメと手で捕まり合っているのでしょうね。
ダイナソルジャーウイングコンバインで空中から、ダイナストライカーが突撃し、ダイナダイバーがミサイルで援護。

怪獣との熱いバトルが蘇ります。

怪獣の人形は持ち合わせていませんが、組み合わせて遊ぶと面白そう。
ダイナソルジャー・ウイングダイバーコンバインという名の運搬スタイル。

怪獣が出た現場に急行だ!
ダイナストライカーも合体したダイナソルジャー・ウイングダイバーストライカーコンバイン。

これはもはやダイナゼノン。
その別パターン。ダイナソルジャーの脚の行き場が無いので、4本腕に。

では、ちゃんと合体しましょう。


合体竜人ダイナゼノンに合体だ!
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