チビマルゴジラシリーズNo.5
メカゴジラ 3式機龍 重武装型
製作
フジミからチビマルゴジラシリーズNo.5のメカゴジラ3式機龍 重武装型を作ります。

ミニプラは作っていましたが、ちゃんとしたプラモデルを作るのは久しぶりです。
パケ絵がとってもかっこいい。

劇中ではこんな一斉射撃はやっていませんが、重武装型の魅力が十分伝わります。

やはり仕事に家事・育児となかなか自分の時間がとれませんが、そういうときはこのパッケージを見てやる気を出していました。
完成見本がこれ。

とてもきれいなシルバーで、まさにメカ!!という感じ。
こんな風なシルバーに塗装できたらかっこいいだろうなあ。

妻と2歳の娘がいるので、気軽に有機溶剤を使った塗装はできないのですが、作るからには綺麗に色を塗りたいものです。
そもそも、メカゴジラを作りたいと思い始めたきっかけは、PS4ソフト「巨影都市」にハマったことです。珍しく、何周も楽しんでトロコンをしました。

特撮に登場する巨大なウルトラマンやゴジラ、ガメラに対峙する一般人視点を体験できるなんて素晴らしいコンセプトでした。

画質は他のPS4ソフトよりは見劣りはしますし、ストーリーもかなりぶっ飛んでいたものでしたが、登場する巨影のセレクトがドストライクでした。

ウルトラマン、ゴジラ、エヴァンゲリオン、ガメラ、パトレイバーとこれまでに触れてきた特撮・アニメばかり。

クロスオーバーこそしないものの、名シーンを体験できたことで、原典である作品をいくつか見返そう!という意欲が燃えました。

特に、平成ガメラ3部作は初めて見たのですが、質の高さに感動しました。2では札幌が舞台となるので昔の風景の懐かしさと臨場感に大興奮。

また、アマゾンプライムでゴジラシリーズが見放題作品に追加されたので、ゴジラ視聴マラソンをしました。
ランナーはこんな感じ。

シルバーは成型色のままだとくすんでいて、かっこよさはいまいち。

バックパックも軽い感じのブルー。

これはやはり塗装しなくては・・・・・・。
と考えているところにtwitterでガンダムマーカーシャインシルバーが綺麗だと話題になっていたので、買ってみました。

手前が塗装前で、組み込んでいるのが塗装後の物です。

これはすごい!

ムラもなく光沢があり高級感があります。

よし、これで全部塗ってみよう〜。
ガシガシとマーカーで塗装していきます。

今回は、付属のリアルシールも使っていきます。

主に、黒い部分の塗り分けに使われるようです。
爪楊枝で貼っていったのですが・・・・・・

なんだこれは!?

ミニプラなどのバンダイの食玩の正確無比なシールに慣れ切っていたため、驚きました。

だって、隙間ができたりシワが寄ったりとパーツと全然合わないんですもの。

どうしても、少しずつイライラが溜まってしまいます。
しかも、この尻尾の黒い部分がシール。

多いなあ。


水転写デカールは水に漬け過ぎてうまくいきませんでした。
しかも、先端のパーツにはシール付属せず。

何とも中途半端な仕様だこと……。

確かに、ここに貼るシールとなったら更に細かくなるので付属しないのも分かりますが、ここまでシールを貼った人は全部シールでいきたいですよ!

ということで、付属しないものはしょうがないのでガンダムマーカーのブラックを爪楊枝で塗っていきます。
マーカーで一通り塗ったので、つや消しスプレーを塗ろうと思ったのですが、ちょうど切れちゃったので、半光沢を塗りました。

これはこれで、いい質感になりました。
バックパックは、ガンダムマーカーのメタバイオレットを買ってきて塗りました。

しかし、やはりガンダムマーカーはペンムラが出てしまいますね。

シャインシルバーが優秀すぎなんですわ。

気軽にスプレーできる環境だったら、メタリックブルーのスプレー缶や、メタリックシルバーの上からクリアブルーを吹き重ねる、なんてのもよかったかも。街中に塗装できるレンタルブースをネットで見付けていたのですが、そこまで大規模でもないので、今回は見送ってしまいました。
基本の塗装が終わったので、部分塗装やスミ入れをしていきます。
完成 3式機龍 高機動型
完成しました。

2002年版のメカゴジラ、3式機龍です。

1954年版の初代ゴジラにて、オキシジェン・デストロイヤーで消滅したはずのゴジラの骨が現存していた設定になっており、ゴジラの骨をベースとした生体ロボット。

ガンダムマーカーシャインシルバーと半光沢により、高級感のある落ち着いたシルバーの色味にすることができ、大満足です。
背面。

尻尾を塗り分けた甲斐があり、ブラックとシルバーのコントラストがかっこいいです。

背部ブースターの色指定とは違う塗り分けをしていますが、手持ちの塗料の見栄え重視です。

ロボのメカメカしさがありながら、ゴジラらしい生物風のディティールもあり、複雑なデザインとなっています。
可動はそんなに出来ません。

せいぜいこんな感じかな。

まあ、可動はそんなに求めていないので、物足りない気もしますが、これで十分です。
チビマルというだけあって、頭身が低くデフォルメされてかわいい感じなので、足を前に投げ出しておっちゃんこするだけでもゆるさが出ていい感じ。

説明書にも「カッコカワイイポーズを取らせて遊ぼう!」という記載があります。
両手を前に出してファイティングポーズ。

頭部中央のアンテナだけでも合わせ目を消しておくべきだったかなあ。ちょっと目立つなあ。

太腿のパイプ状ディティールはシールなのですが、爪楊枝で曲面に馴染ませた上に半光沢を吹いているので、気になりませんね。

各部のダクト状のディティールをブラックで塗り分けたのがアクセントになっていて、やった甲斐があるというもの。
シン・ゴジラ風の掌を天に向けたポーズ。

腕や頭部にはリアルシールを貼っています。

デカールも付属していたのですが、水に浸し過ぎてノリが取れてしまい、失敗してしまいました。

今度、飛行機のプラモなんかでデカールに挑戦してみたいな。
振り向き機龍。

通常版から、腕部分が重武装型に換装するためのダボ穴が開いているパーツに変更されています。

初代は箱すぎ、2代目はツルっとし過ぎなイメージなので、この3式機龍のデザインはもうかっこよすぎで大好きです。

15年以上経っている今でも、未だにユニバーサルスタジオジャパンのポップコーンバケットのデザインになっているようで、人気の高さが伺えます。
胸パーツを換装することで、必殺の3式絶対零度砲、アブソリュート・ゼロを放つことができます。

絶対零度の光弾は、物体を一瞬で凍結・粉砕するというロマン兵器。

実験ではめちゃめちゃかっこいいのですが、お決まりの本番では失敗するやつですね。

莫大な経費がかかるこの兵器は破損してしまい修復できないため、次回作では4式3連装ハイパーメーサー砲に換装されていました。

メーサーもゴジラシリーズを代表するロマン兵器ですよね。いい。
3式機龍 重武装型
付属するパーツを並べてみました。

重武装型用のバックパック、腕部追加パーツ、大腿部のブースターを使います。

その他に、アブソリュート・ゼロ用の胸部換装が付属します。

左側にあるのは、余剰のポリキャップ、単体版の腕部パーツ、バックパック非接続時の背びれです。
背面の背びれパーツをハメずに、ここにバックパックパーツを接続します。

渋みがあるので、パーツを破損しやすく、あまり何度も着脱は推奨できません。
バックパック、腕部追加パーツ、大腿部を展開してブースターを装着したら重武装型の完成!

ゴジラの“メカ”なのに、兵器感がすごい!
いやあ、もうかっこいいなあ。

ここ最近はゴジラ熱が高まっていたので、アマゾンプライムでゴジラマラソンをしましたよ〜。これを作りながらはもちろん、家事をしながらもね。

観たのは、第23〜28作であるミレニアムシリーズから始めて、第16〜22作であるvsシリーズ、第1作目の初代ゴジラ、第14・15作の初代メカゴジラ2部作。つまり、国内実写の第2〜13作以外。そのうちアニメ版やモンスターバースも手を出してみたい。

一番好きなのは相変わらず第29作の「シン・ゴジラ」なのですが、ストーリーは初代の1954年版ゴジラ、1984年版ゴジラが好きです。やはり、ゴジラにどう人間が立ち向かうかというリアルシミュレーション路線がいいですね。

辛かったのはやっぱり、FINAL WARSでした。要所要所で面白いことはやってるんだけれどねえ。辛くて細切れで見てしまった。

メカ描写ではモゲラもよかったけど、vsメカゴジラもかっこよかった。驚いたのは、初代メカゴジラは敵側のメカで、めちゃめちゃ強いこと。ゴジラに同情し始めるレベル。
横から。
一目で強そう!と思えるフォルム。

まあやっぱりメカのかっこよさNo.1は機龍ですね。パイロットが釈由美子ってのもいい。演技はそこそこだけど、まあ綺麗な方ですよね。パパがアプローチするのも納得。

あ、そうそう。昔見たときから思っていたけど、小学生たちが「最近ここでメカゴジラ作ってるみたいじゃん!」と話が盛り上がる中、「ふーん、じゃあ私はここでさよなら!」と別れてメカゴジラの基地に入って門番に敬礼するあのシーン(うろ覚え)。やっぱりいいよね。今からでも小学生に戻ってやってみたい!ロマンがあるよねえ。
後ろから。

実物は、バックパックのペンムラが気になるのですが、写真にしてみると幾分かマシに見えますね。

尻尾の長いこと。

尻尾で思い出したけど、ゴジラの尻尾がトラウマになるシーンをぼんやり覚えていて、どの作品だったんだろうと見返していて判明したのがGMKでした。ああ、ハム太郎がセットだったので妹と父親と見に行ったんだなあ。キングギドラのぶわーっと金色の粒子がスクリーンいっぱいに広がるのも覚えていた。懐かしいなあ。
バックパックの巨大なブースターが目を引きます。

ここのカラーリングは成型色そのままのいい感じのガンメタルです。

黒い部分はつや消しにして、質感の違いを出せるとさらにメリハリがあって面白かったのかもしれませんが、手持ちの塗料と工程の面倒くささによって却下されました。

同じ半光沢でも、そんなに気にならないしね。
バックユニットの正面には多連装ロケット弾、側面には95式470mm多目的誘導弾を装備しています。

シールを貼って、爪楊枝で凹凸を付けました。

目のクリアーパーツ、ハメ込みにくかったな・・・・・・。

涙状の赤い部分はシールなのですが、ほとんどが隠れてしまう上に、目に繋がる部分はなかったので、マーカーで付け足しました。謎仕様だなあ。

胸のシールはうまいこと馴染んだと思います。
口内には99式2連装メーサー砲がありますが、可動はしないので上顎を削ってしまいそうな位置。

大きな口の中には、メカらしい揃った鋭い牙があり、迫力満点。
腕部には0式レールガンと、メーサー・ブレードを装備しています。

改修版では手の部分が4式対獣掘削装置(スパイラル・クロウ)となっていました。

胸部も換装して一斉射撃だ!

ああ、いい・・・・・・。
以上、3式機龍 重武装型でした。

プラモデルを作るって、結構時間がかかって疲れるけれど、やっぱり楽しいなあ。

今回は、ガンダムマーカーの写真シルバーと出会えたことで、手軽に綺麗な色に仕上げることが出来ました。

シルバーもまた使ってみたいし、他にもプラモを作りたいな、と次回への意欲に繋がる一作となりました。
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