SDガンダム クロスシエルエット改造
ウイングガンダムゼロEWEW
-EIGHT WINGS-
制作
トランザムライザーではX-BASEのLEDが仕込めなかったので、SDサイズならクリアランスがありそう……そして「Gジェネ クロスレイズ」で愛用していたので、SDガンダム クロスシルエット ウイングガンダムゼロEWを作ることにしました。

クロスシルエットシリーズは、手足が短い従来のSD体形と、近年のゲームに登場するようなある程度手足が長いプロポーションのフレームを選んで、自分好みの立体物にすることができます。

このキットには、SDフレームが同梱されています。
ランナーはこんな感じ。

大きな羽やバスターライフルが目を引きます。

エンドレスワルツの機体は、カラーリングが渋めでかっこいいんですよね。ウイングゼロもボディーのカラーはネイビーと暗め。
これとは別に、クロスシルエットフレーム(CSフレーム)とシルエットブースターを一緒に購入しました。

色は共にホワイト。

こういった拡張パーツが様々な色で発売されることに驚きです。すごい時代だ。
クロスシルエットフレームのキットには外装は入っておらず、フレーム部分が大半を占めます。

他のキットの外装を被せる際には使いませんが、ダミーヘッドとしてジムの頭部パーツが付属します。
シルエットブースターはこのランナー1枚とシール1枚のみ。

腕や脚を伸ばしたり短くしたり、可動できるようにしたりとキットを更に自分好みに組み替えることができます。

また、ガンダムのキットをジムに組み替えるパーツが付属しています。

ジムの頭部はクロスシルエットフレームに入っているのに、そのシールはこのシルエットブースターに付属するのが、ずるいというか、商売が上手というか……。

どちらにせよ、商品内容を把握しないと十分に楽しめないので、初見のお子さんや保護者にはあまり親切ではないかも。
左がSDフレーム、右がCSフレームです。

このシリーズは基本的にSDフレームが同梱されており、拡張したい人は別売りのCSフレームを購入するスタイルみたいです。

たまにどちらのフレームも同梱するキットもあるようですね。

やっぱり作るからには、どちらにも組み付けて比較したいじゃない!?
SDフレームはソフビやDX玩具のように腕や足ごと前後に動かせる程度の可動しかありません。昔ながらのシルエットですね。

一方CSフレームは、可動軸が追加されているので、1/144HG並みに動きます。

CSフレームのキットにはガンダムをジムに組み替えるパーツが付属しているので、とりあえずジムヘッドを載せています。
シルエットブースターには、これらを更に微調整するようなパーツが付属しています。その一つが、SDフレームの脚を短くするパーツ。

デザインはガンダム用ですが、昔のキットのような短足スタイルにもできます。
他にも、SDフレームの腕の長さのまま可動する肘に交換するパーツがあります。

腕を伸ばした状態では同じ見た目ですが、可動するようになるので上位互換パーツですね。

ハンドパーツもサーベル持ち手や平手、握り拳が付属し、遊びの幅を広げてくれます。

ただ、フレームとハンドパーツはランナー一枚で各色あるので、どこかの部位は塗装しないと変な配色になってしまいます。
ウイングゼロEWの側頭部に足を配置してみました。

ウイングゼロっぽい。

ウイングのバリエーションは昔はゼロカスタム(通称ゼロカス)やアーリータイプなどたくさん増えてきて、もうよく分かりませんね。

最近はEW表記の有無で別機体ということに落ち着いたようです。

しかし、エピオンなんかは羽の展開ギミックがあるかないかでGジェネクロスレイズでも別機体扱いとなっていました。
まずは、同梱していたSDフレームに外装を組み付けていきます。

SDフレームでは、脚部の外装が被さり合って短い脚となっています。

アンクルガードが大きめなので、うまく脛や足首を隠していい感じに短足にしてくれています。

今思ったけど、このシリーズってフレームは共通だからガンダムブレイカー並みに俺ガンダムを作りやすいのではないか・・・・・・?
SDフレームウイングゼロEWの完成。

武者ウイングゼロなんかを思い出します。と調べてみたら、あちらはもっと寸胴体形でしたね。
手足の可動は付け根から動かす程度です。

腕部の上げ下げで多少のポージングはできます。
脚部を、シルエットブースターに付属の短足パーツに換装。

更に昔ながらのSD体形になりましたが、せっかくのウイングゼロEWのディティールはなくなってしまいます。

左腕は可動する肘に交換したので、曲げることができます。
短足状態で、両腕を可動する肘にしました。

右二の腕はSDフレームと同じ長さなので上位互換、左二の腕はCSと同じ長さなので、実質CSフレームとなります。
ここで、脚部をCSの延長パーツにしてバランスを変えてみます。

それこそ武者ウイングゼロは複数のSDが合体していましたよね。

いろいろシルエットを変えることができて楽しい。
ちなみに、今あるパーツで出来る限りジムにするとこんな感じ。

ベースとなる胴体パーツがないので腹部がスカスカです。

ビームスプレーガンは持ち手がないので持てません。
これを更にバランスを変えて短足に。

これはこれで弱そうでアリ。

脚部が短いとかわいいですね。

どのスタイルでいこうかな〜といろいろいじるクロスシルエット、なんて素晴らしいコンセプトなんだ!
フレームを全部入れ換えてCSフレームにして、腕と脚を延長してみました。

出来る限りの高頭身です。

肘・膝が可動するようになりました。腰の引き出し関節はSDフレームにもありましたが、肩の引き出し関節が増え、より可動域を増しています。

一気に頭身が上がってコンバージのような今風のスタイルに。

個人的には脚部はもう少し短くてもいいかも。
ということで、脚だけSDフレームにしてみました。

うーん、これはやりすぎかなあ。
シルエットブースターを使ったスタイルの変化をまとめると、

SDフレーム腕<SDブースター可動腕=CS腕<CS延長腕

ブースター短足<SD脚<CS脚<CSブースター延長脚

と長さが変化します。

ちなみに、右下のザクなどに使う丸型の腿は今回使っていません。
バランスを検討した結果、CSフレームを使用して、腕部は延長、脚部は延長しないスタイルでいこうと思います。
当初の思惑通り、SD体形には内部スペースが広めに空いているので、X-BASEのLEDを仕込みます。

胸部中央のクリアパーツのダボ穴を削り、クリアパーツの裏から光るようにします。
胸部装甲の裏面を削ってフレームにハマる穴がなくなったので、LEDが入る用削って微調整し、接着してしまいます。

光がもれないよう、パテでLEDの周りは覆っておきました。
頭部にもLEDを配置。

少し削るだけで、ぴったり入りました。

2つのLEDの間には、ピンセットの破片を入れて干渉を防ぎます。
頭頂部のセンサーにも仕込みます。

これも、干渉する内側の部分を削るだけで入りました。

まるで、LEDを入れてくださいと言わんばかりの空洞があり、助かります。
こちらも光漏れをしないようパテで周囲を覆いました。
2段ある下側のセンサーにもLEDを組み込むスペースがありそうだったので、入れました。

頭部だけで4つLEDが入りました。
ウイングガンダムゼロEWと言えばツインバスターライフルがメインウェポンですが、近接戦闘ではビームサーベルを使用します。

今回キットには付属していなかったので、作りだしてみます。

ジム用のランドセルに装備されているビームサーベルを切り離し、加工します。

これはこのままシルエットブースター付属のビームサーベル持ち手で持てます。
先端を平らにし、ピンバイスで穴を開けることでトランザムライザーに付属のビーム刃を装着できるようになりました。
どうせ作るなら特徴的な羽をマシマシにしてやろうと、ガンダムビルドダイバーズHGシリーズより1/144スカイハイウイングスも購入。
キットの内容は、羽だけです。
左が小さい羽、右が大きい羽です。
組み合わせることもできます。

様々なキットに合うようジョイントがいくつか付属していました。
トランザムライザーに装着。

1軸ジョイントを使っていますが、バックパックの形状と干渉するので、少し削って使用しています。

まあ、似合うっちゃ似合うよね。
ウイングゼロEWの羽が小さく見えるほど大きいスカイハイウイングス。

差し替えてただ大きい羽にするというのも考えましたが、せっかくなので、全部装備させることにします。

背面の共通2軸でスカイハイウイングスを装着した後、その上から本来のバックパックを被せます。

隙間はパテで埋めて、接着しました。

リアルタッチマーカーでスミ入れをして完成。今回はトップコートを吹きませんでした。
完成
完成しました。

その名も、ウイングガンダムゼロEWEW。

EWは作品名の「エンドレスワルツ」を表していますが、8枚の翼(eight wing)があるのでEWを名前にもう一つ付けました。
通常のウイングゼロEWの大きなウイングが小さく見えるほど、より大きな翼を装備しているので、もう画面中翼だらけとなっています。

側頭部、胸部や肩、アンクルアーマー、腰部にはアクセントとして3式機龍で使ったガンダムマーカーシャインシルバーを塗りました。
背面はこんな感じ。

通常のバックパックと本体の間からスカイハイウイングスが出ているんので、元のデザインはそこまで崩していません。

大羽に接続された小羽の基部が少し目立ちますね。でも、気にしません。
翼を左右に最大展開するとこんな感じに。

羽の大きさは、1/100サイズでも使えそうなくらい大きいので、SDに使用すると大げさなくらいのサイズとなります。

もう、うまく背景紙に収まりません。

自分が小学生の頃にやっていたガンダムWですが、今も外伝が展開しておりスノーホワイトプレリュードのような新機体や、RGやハイレゾなどでラインナップされており、未だに人気が絶えないですね。
持ち手を使ってビームサーベル装備。

ビーム部分はトランザムライザーから拝借しているので、本来のグリーンではなくピンク色となっています。

まあ、ないよりはいいですね。

ただウイングガンダム系統って、バスターライフルが巨大なので、どこかに置いてからビームサーベルを振るい、またバスターライフルを拾うというスタイルなんです。

昔から、バスターライフルが盗まれたり壊されたりしないのかなあと疑問に思っていました。
X-BASEを設置してLED発光。

頭部のメインセンサー2つと胸部がグリーンに輝きます。
瞳ありの目はシールなので発光しませんが、瞳があるのはSDならではの特権ですね。
目はパーツの前後を差し替えることで瞳ありバージョンと通常のメインカメラバージョンにできます。

目にもLEDを仕込んでいるので……
メインセンサー、メインカメラ、胸部と5箇所が発光します。

腕を長くしているので、ツインバスターライフルを構えた時に迫力が出ますね。

羽がたくあんあるので、カメラには収めづらいですが、表情を付けて画面を埋めることができるので、画力があります。


昔、1/144のウイング、1/60のウイングゼロ、1/144のウイングゼロカスタムを作った記憶が鮮明に残っています。当時は小学生だったので、綺麗に組み立てなかったり、マッキーで色を塗ったりしていたなあ。
一番有名なツインバスターライフル発射シーン。

しっかり両手で構えることができます。
いやあ、かっこいいなあ・・・・・・。

光るっていいよね。
ビームサーベル構え。

ウイングを片方開いて片方閉じると躍動感が出ますね。

肩のリングのシルバーのアクセントがいい感じ。
大気圏突入モード。

羽が増えたので、より守られます。
ウイング展開。

ウイングは質感を損ないそうなのと面倒くさかったことからスミ入れをしませんでした。
胸部には展開できませんがマシンキャノンを装備。

最近はツインバスターライフルの強化ユニットとしてメッサーツバークやらドライツバークやらノイエツバークやら、ただでさえ強力な武装が更に強化され、よく分かりません。
CSフレームなので肘関節や膝関節を曲げることができます。
テレビ版の印象の方が強いですが、ツインバスターライフルを左右に開いてローリングバスターライフル。
最後に、Gジェネクロスレイズで印象的だったOPのヒイロのポーズを再現するウイングゼロEW。

めっちゃ肉抜きが目立ちますが、まあいいのです。

本体に大きく手を加えてはいませんが、発光と羽の増設と印象を変えられて大満足。

いいキットでした。
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