勇者列伝
COLLECTION2
2020年(令和2年)は勇者シリーズ30周年のアニバーサリーイヤーということで、バンダイのキャンディ事業部から、勇者ロボの主役機が食玩サイズで発売されました。

ガンダムなどのCONVERGEシリーズより少し大きめサイズだそうです。
COLLECTION2では、ジェイデッカー、ゴルドラン、ファイヤーダグオン、ガオガイガーの4体がラインナップされています。

前弾のCOLLECTIONでは、キングエクスカイザー、ファイバーバード、ダ・ガーンX、マイトガインがラインナップ。マイトガインだけは世代だったので欲しかったのですが、既に市場には無く諦めました。
箱を並べてみました。

パッケージも当時品の色合いを再現しているという粋な仕事ぶり。
「勇者警察ジェイデッカー」より、勇者刑事デッカードとトレーラー型サポートメカであるジェイローダーが合体したジェイデッカー。

警察ロボらしく、白と黒を基調としていながら、パトランプの赤と金色がヒロイックでかっこいい。

ジェイデッカー、デュークファイヤー、スーパービルドタイガーは当時品を持っていました。ドストライク世代です。
横から。

自然なS字立ちが決まっています。

1994年放映ということで、5歳の頃に見ていた作品でした。しかし、作品の舞台は2020年。30代になっても子どもの頃好きだったロボを手に取れて幸せです。ただ、さすがに超AIはまだ開発されていないですね。
背面。

デッカードは胸部と頭部だけなので、ほぼジェイローダーが占めています。
久しぶりに手を出したスーパーロボット大戦30では、ジェイデッカーが参戦しており、エース機として大活躍してくれています。

この勇者列伝を買うに至ったのも、スパロボ30にハマってしまったから。

ゲームをやりながら立体物を眺められるなんて最高です。
手首ごと交換して、ジェイバスター。

腕パーツはある程度角度が付いているので、捻るだけでもいい感じのポーズになります。
正面に精密射撃をするイメージで。

さすがに両手構えは出来ませんが、ちょっとした表情付けが出来るので、楽しいです。

主要どころを持っていたので満足していましたが、幼馴染がガンマックスを持っていたので、ちょっといいなと思っていた記憶があります。
続いて、「黄金勇者ゴルドラン」から黄金剣士ドランと黄金竜ゴルゴンが合体したゴルドランした。

当時品はメッキ処理がポイントだったものの、コストの関係で成型色とメッキでちぐはぐだなあ、とデパートの玩具売り場で思っていたことを覚えています。後に、復刻版で全パーツメッキバージョンも出ていましたね。
スーパー竜牙剣を携えているように、黄金勇者は鎧武者のような和風のデザインとなっています。主からの命令にも「心得た!」と渋い感じ。
背面。

変形バンクでは、玩具を手に取っているかのように丁寧に描かれています。特に、ドランの首の装甲が折り畳まれて収納する感じは、実際に触ったことが無くても仕組みがよく分かります。

ただ当時品の玩具は全身メッキではなく成型色とメッキ部分と混ざっていたので、おもちゃ屋さんの展示で違和感を覚えた記憶があります。全メッキ版が出た時には、これならいいな〜でも高いな〜と思っていました。
左腰に構える日本刀。

武者ロボットだけでもかっこいいのに、全身が黄金色なのはすごい。

そんなかっこよさがあるゴルドランですが、作品自体はギャグタッチでとても見やすい雰囲気です。ネットでは勇者ロボが四つ子のパパになり、主人公たちにも「パパドラン」といじられるエピソードが有名ですね。個人的にはシャランラがぶっ飛びすぎた不思議キャラで、お気に入り。
スーパー竜牙剣を構えて。

鞘から柄のパーツを外し、穴あき手首に剣を差し込みます。

必殺技発動時に黄金色になるロボは数あれど、最初っから黄金なのは珍しいですよね。
上段構えで。

黄金大将軍レオンカイザーと黄金忍者空影と黄金獣合体したグレートゴルドランのグレートアーチェリーがかっこよすぎて大好きです。

もう亡くなってしまいましたが、祖父の家にゴッドシルバリオン登場回を録画したVHSがあり、同じく録画されていた電磁戦隊メガレンジャーのデルタメガとスーパーギャラクシーメガ登場回を、遊びに行くたびに見ていました。
「勇者指令ダグオン」より、ファイヤーダグオンです。

主人公 大堂寺 炎が変身したファイヤーエンと、パトカータイプのダグビークルであるファイヤーストラトスが融合合体してダグファイヤーに。そして、ファイヤージャンボ、ファイヤーラダー、ファイヤーレスキューと火炎合体して、ファイヤーダグオンになります。
ゴルドランはスルーしましたが、炎と鳥の戦士がパトカーロボになり、ジャンボジェットと消防車と救急車と合体するなんてヒロイックなファイヤーダグオンはかっこよく映り、プール教室での進級のご褒美にねだった記憶があります。

当時品にはスペシャル映像が入ったVHSが付属しており、ダグテクターのフィギュアの説明や、特撮スーツのファイヤーエンが出るなど特別感がありました。
ジャンボジェットのエンジンを肩のミサイルランチャーのように見立てる変形が最高です。

また、ジャンボジェット中央にはパトカーを、左右の格納庫には消防車と救急車を収納できるという基地モードもとても魅力的でした。
ファイヤーラダーの梯子部分からファイヤーブレードという剣を使うのが序盤の必殺技でしたが、今回は付属せず。
ライアンが変形したライオソードが付属。

ライオソードと無限砲を装備したスーパーファイヤーダグオンの最強技の名称が「トライアングルクリスマスビーム」なのが不満なのですが、そもそもダグオンという名称が"濁音"からきているのもびっくりです。

サブタイトルに「○○星人登場」と出てウルトラセブン風のストーリーも面白かったです。
最後は「勇者王ガオガイガー」よりガオガイガーです。

以前からスパロボにも参戦したり、続編が作られていたりしているので、勇者シリーズで一番知名度が高いロボなのではないでしょうか。

バラ売りではガオガイガーがやはり一番売れていました。
横から。

スーパーロボット超合金のガオガイガーをいじったことがあるので、ステルスガオーとの接続部分まで再現されていて感激しました。

メリハリのあるいいシルエットです。
後ろから。

黒が占める割合が多いので、とても硬くて強そう。
前腕は分割できませんが、二の腕から抜けるのでブロウクンマグナムっぽく発射するイメージで。
腕は角度を付けた状態となっているので、上げるだけでもファイティングポーズ風に決まります。
付属品はディバイディングドライバー。

OPでかっこよく叫ばれていますが、空間湾曲して作成したディバイディングフィールドを作り出すためのツールで、武器ではありません。
ボリュームがあるツールですが、しっかり造形されています。

これは嬉しい。

地面に突き立てるようにして、ゲージ部分がバンバンバンと消えていくのが印象的です。
戦闘空間が作り出せたら、ディバイディングドライバーを外して「さあ、勝負だ!」と戦い始めます。
四体を並べてみました。

マイトガイン以降の5作品が世代だったので、これらのロボを並べられるのは感無量。

何となく、ジェイデッカーとダグオンは白ベースの乗り物ロボで色合いが似ていますね。

どのロボも子どもの好きな乗り物が関係しているのが面白いところです。
4歳の長女は、ガオガイガーの胸にメカライオンがあるので、それだけは怖いと言っていました。

お気に入りは飛行機の意匠のあるファイヤーダグオンだそうです。
首が可動するので、巣立ちでも表情を付けられるのは良いです。

かっこいい。
武器バージョン。
剣同士、それ以外同士で戦わせてみました。

ここまでくると、勇者シリーズのクロスオーバーなんてあったら見てみたかったです。

まあ、スパロボ30でジェイデッカーの勇太がガオガイガーの護のことを、かつて護が「凱兄ちゃん」と呼んでいたように「護兄ちゃん」と呼ぶのがそれにあたるのかな。
軸の太さは共通ではありませんが、一部合ったので組み換え遊びをしてみました。

SDガンダムフルカラーカスタムを思い出します。あれって、ガンダムブレイカーのはしりですよね。

左のロボはガードマンのような、右のロボはコラボしてパワーアップしたジェイデッカーという感じですかね。
左は乗り物大集合ロボ、右は右腕が強化されたロボです。

中央のゴルドランは元が金色なので、他のパーツを持ってくると一気に貧弱に見えてしまいます。
一番かっこいい組み合わせはこれ。

黒×金は強いでしょう。

ゴルドガオガイガーです。

名前も強そうでしょ。
最後に、4大ロボが協力して戦うイメージシーンで。

ガオガイガーがディバイディングドライバーで戦闘フィールドを形成し、ゴルドランとファイヤーダグオンが突っ込みます。そこをジェイデッカーが援護する、という構図。

いやあ、幼少期の頃のロボを並べられるのはニヤニヤしてしまいます。造形もメリハリがあり見ていて飽きません。彩色もしっかりしている分、一体1000円近くするのでしばらく悩んでいたのですが、手元に置けて嬉しいです。

売り上げ次第ではグレート合体版も出したいということでしたが、続報が無いので、出ないのかな・・・・・・。
追記
ゴルドランだけウイングパーツがなかったので、金色の工作用紙で足してみました。
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