紙バンド工作
思い出の舞台
ある日、イオンの文房具店で運命的な出会いをしました。
紙バンドは何となくカゴを編む材料程度には知っていましたが、家のミニチュアを作れるなんて驚きました。
タンスや畳など、様々な物を作れるんだなあ、と写真を撮って残していました。
ある舞台を見に行って、それを再現したいなと思ったので、ダイソーで紙バンドを買ってきました。

ペーパークラフトバンドとも言うそうです。

こちらは、カゴ等の作り方が載っています。色ごとに違う物が載っているので、いろいろ作り甲斐がありそうでした。
しかし、今回は舞台を作りたいので工作用紙で試作を作っていきます。
紙バンドの本数をどのくらい活かしたらいいか考えましたが、イオンのタンスを思い出しながら、ドアが作れそうな幅から計算して試作を作りました。

それを型紙として、木工用ボンドで接着していきます。

セロハンテープで固定するとズレにくい上に、セロハンテープはベタつかずに剥がれてくれます。
床部分はグレーの紙バンドを並べて接着し、カッターナイフで長さをまとめて切ることで揃えました。

色付きで厚みのある素材なので、どんどん形になっていくのが楽しいです。
引き戸の部分は階層にすることで、段差を出すことができます。

ドアの部分は黄色を使うことで金色の装飾の雰囲気が出ています。
観葉植物は、丸めたり先端を切ったりしてそれっぽく。
丸めて接着することで、木でできた椅子もばっちり。
木枠のフレームの壁掛け写真も色合いでそれっぽくなります。
かなり湾曲させる時は、一気に接着しず、少しずつセロハンテープで固定しながら乾かします。
慣れてきたので、1本ずつ切り離してこんな風に組み合わせていくこともできてきました。

スケール次第ですが、1本での表現もいろいろできそうですね。
鯱ハンマー。

シン・ウルトラマンに持ってもらいました。
完成
完成しました。

舞台ならではの、限られた空間に様々なシチュエーションとなるような構成を再現するのは、とても面白かったです。
正面から。

紙バンドを使うと、ある程度のデフォルメ具合がかわいらしい温かみのある感じになりますね。
エレベーターやレストランの扉がある待合室部分。

観葉植物や小物がいい感じになりました。

背景の青と椅子の青は向きが違うだけで別物感が出るのがいいですね。
レストラン部分だけ覗くと色合いが違って雰囲気がまた変わります。

椅子は不安定そうだったのでテーブルのクロスに接着して安定感を高めています。
手前のベンチと車椅子。

色合いでばっちりな上、パイプのように見えるのですごくうまくできたと思います。

車椅子の上にはクナイ。
ただ、椅子のスケールがちょっとずつ違うのが難点。

作りやすいバランスと、全体から逆算したバランスが違うので、ちぐはぐになってしまいました。
舞台裏にはバズーカ、鯱ハンマー、ピストル。
背面はそのまま剥き出しですが、逆に舞台感があっていいかなあという感じです。
家の観葉植物と一緒にとってインテリア感を出した写真。
指で持とうとするとこんなサイズです。

初めての紙バンド工作でしたが、たくさんの可能性を感じました。何しろお手軽に色と厚みが出せ、そして安価。

他にも作ってみたいところです。
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