SYSTEM02
マスコレ発光アストロスイッチ台座
SYSTEM01ラインイルミキット&サイドビューLEDに続いて、クルマいじり第二弾です。

SYSTEM01でも登場したエーモンのHPや車用品店に置かれているエーモンのネタ帖(小冊子)を見ているうちに作りたくなったものがありました。

それは「クルマのランプに連動してオモチャが光る!」というものでした。この無駄とも思えるカスタマイズに心惹かれてしまい、何が出来るかな…と毎日考えていました。
フラっと寄った近所のHobby OFF*1で電撃が走りました。マスクコレクション、通称マスコレです。バンダイが展開する、リアルな仮面ライダー等のマスクを1/6サイズの卓上フィギュアにした、2012年で7年目を迎えるシリーズです。

とりあえず、私のお気に入りライダーであるファイズアクセルフォームを購入。普通はブラインドボックス方式で販売されているので、中に何が入っているか分からない仕様となっています。


*1 BOOK OFFと同じ系列のオモチャのリサイクルショップ
マスコレには台座が付属しますが、クリア目に対応した発光台座と、ギミックを持たない通常台座があります。
ファイズアクセルに付属していたのは発光台座でした。マスクごと下に押しこむと、スイッチが押されて中のLEDが発光し、目が赤く光ります。
台座だけだとこんな感じ。
マスコレのマスク部分が取り外しが可能なので、通常台座のマスクを発光台座に装着して目を光らせることができます。
■マスコレ台座のLEDを交換する
マスコレの発光台座が砲丸型のLEDで発光している事が分かったので、台座とLEDを車用に組み直すために、まずバラしました。台座の黄色い円の部分がスイッチとなっていることが分かりますね。


実は、この時点でマスコレにハマってしまい何度かHobby OFFに寄ってしまいました。
2回目に立ち寄った時は、ファイズ、ブレイド キングフォーム、ディケイド、W サイクロンジョーカーエクストリームを、3回目はアギト(クロスホーン展開)、ナイトサバイブ、電王、キバを購入していました。
バラ売りなのでキャラクターごとに値段が違いますが、Hobby OFFでは500円〜1000円くらいの価格帯となっていました。シークレットのクウガ アルティメットフォームやショッカー戦闘員なんかは高額商品でしたね。結局、マスコレだけでこれだけ購入したので、6000円前後はつぎこんでしまったと思います(笑)
発光部分をバラします。
ネジが固くて回らなかったので、ネジ受けごと強引に削りとりました。

発光部分にはLEDが後ろ向きに仕込まれていました。マスクの裏側に後ろ向きに照らすことで、間接的に光らせて全体が発光しているように見せる工夫がなされています。この工夫はそのまま活用させてもらうことにします。
さて、肝心のLEDを仕込みます。もともとのLEDはボタン電池用だったので、車の12Vに対応したLEDライトと、スイッチを購入しました。

・トグルスイッチ 819円
・LEDライト(赤) Amazonで450円*2
・LEDライト(白) 348円

*2 配送料を含めると1250円。近くの車用品店に売ってなかったので注文したけど、こんなに配送料がかかってたのに後で気が付きました…。
LEDライト(赤)とLEDライト(白)をまとめて発光部分に押しこみ、電源ボックスでテストします。

当初は、黄色い目のファイズや青い目のカブト、緑の目のディケイドに合わせてそれぞれの色のLEDを仕込む予定でした。ですが、スペースとスイッチの都合でライダーの目としてメジャーな赤と、それ以外に対応するための白の2色にしました。4色にしていたらどうなったことか…。
赤と白のLEDを発光部分にホットボンドで接着します。これでLEDの仕込みは完了しました。
■スイッチを作る
赤と白のLEDの2つを仕込んだので、その切り替えをするためのスイッチを作ります。マスコレの台座の外観を変えずにひっそりとスイッチを作ろうと思っていたのですが、台座からLEDのパーツがはみ出してしまったので台座に収まりません(3枚下の写真を参照)。台座を下方向に延長する必要が出てきました。

そこで、いっそのこと現在放映中の仮面ライダーフォーゼのアストロスイッチを使用する事にします。もちろん、安価な食玩版で色と形がちょうどよいカメラスイッチをセレクト。
カメラスイッチの外観だけ使うので、バラします。中のギミックは飽きるほど楽しみました(笑)
内部のギミック用の仕切り等をニッパーでバチバチ切り刻み、ねじり切り、スペースを確保します。そこに先程のトグルスイッチを組み込みます。少し斜めにするとジャストフィット!食玩のアストロスイッチが、本当のスイッチに生まれ変わる瞬間です。カチカチとしたクリック感がたまらない。
これに、配線が収まらなかったマスコレ台座ごと取り付けようと思ったのですが、ちょっと閃いて…。
スイッチと台座を合体させることにしました!
首にあたる部分を残して、周りの台座をニッパーで切り落とします。
スイッチ外装を外して配線テスト。
台座とスイッチが合体したことで、すごく洗練された配線となりました。スイッチを上に入れると赤いLEDに、下に入れると白いLEDに電気が流れ、中央に戻すと電気が流れず発光しない仕組みとなっています。
全体像が見えたところで、スイッチとアストロスイッチ外装を固定します。隙間にホットボンドを流し込みます。
マスコレの首部分もホットボンドで固定。
スイッチの下に切り込みを入れ、2本のコードが目立たないように処理しました。
これでマスコレ発光アストロスイッチ台座本体の完成です!
電源ボックスを繋いでテスト。
モデルはナイトサバイブで。
上にスイッチを入れると赤く発光します。
下に入れると白く発光し、クリアーパープルの目がきれいに光ります。
ナイトサバイブ付属の発光台座の発光色は赤でしたが、こっちの方が本編に近いイメージですね。
■配線分岐して接続する
さて、ここからは車への接続です。
SYSTEM01でも紹介した、マジックテープ(写真左)を使用します。
タコメーターが隠れない程度にオーディオの上に配置することにしました。ハンドルの辺りが一番目立たないのですが、ラインイルミとの兼ね合いと適度な目立ち加減を考えてここにしました。
イルミ電源との連動はラインイルミでやったので、マスコレ発光台座はブレーキランプと連動させたいと企画段階から考えていました。

自力でブレーキユニットを外そうとしたのですが、エクストレイルのブレーキユニットをうまく外せませんでした。
そこで整備工場にお願いしたところ、ランプではなくブレーキペダルのスイッチから線を分岐できると教えて下さいました。線の引き込みや内張りはがしもせず、かなり楽に配線ができました。しかも、サービスでコードを接続するところまでやっていただきました。感謝。
オーディオパネルを戻し、接続完了!
ただ、このままではオレンジのコードがスイッチの後ろから出て目立つので、自分でダブルコードに差し替え、目立たないように接続し直しました。
アストロスイッチのラベル部分が隠れてしまってさみしいので、ラインイルミに合わせて、貼り付けプッシュスイッチ付属の「SYSYTEM02」というシールを貼りました。

完成!光らせてみたぜ!
SYSYTEM01ラインイルミ&サイドビューLEDと同時に光らせてみました。

何のライダーか分かりますか?
正解は、アギトでした。
赤い目なので赤いLEDできれいに発光します。
もちろん、このまま白いLEDにも切り替えられます。
ピンクっぽくなりましたね。
ナイトサバイブです。
このままだと目の部分は目立ちません。
スイッチを上に入れて、ブレーキを踏むと、目が赤く光ります。
夜間だとこんな感じ。
いい味出しています。
白だとこんな感じ。
ラインイルミと合わせて、クールな印象を受けます。
ここからロールオーバーです。
画像の上にマウスポインタを置くと画像が変わります。
ファイズ。
黄色い目のノーマルなので、スイッチは下に入れて白いLEDを光らせます。

本編でも発光スーツで戦闘することがあった電飾ライダーなだけに、発光がしっくりくるライダーですね。
ファイズアクセルフォーム。
こちらは赤い目なのでスイッチを上にして赤く光らせます。
本編では変身直後にCGで発光処理をされるだけだったので、発光しているのは珍しい感じ。
いやー、しかしファイズはかっこいいな。
電王。
勢いで買ってしまいましたが、発光非対応タイプでした。日中は反射板できれいに見えますが、暗くすると光を透過しないので、全然見えなくなってしまいます。
同じく、非対応タイプのキバ。
若干光ってはいますが…。
順番的に順当なディケイド。
白で発光させることで緑に光ります。
第1話の夏美のイメージで登場した際の破壊者を彷彿とさせる発光です。
賛否両論ありますが、ディケイドのマスクは変わっているけど好き。
ディケイド終盤で再登場したブレイドキングフォーム。
当初はしずくの形とか言われていたブレイドでしたが、本編での無敵っぷりとストーリーの盛り上がり方でかなり好きなライダーです。
マスクも、ノーマルブレイドを生かしつつ、スペードの意匠と王冠の意匠を共存させた、素晴らしい造型です。
個人的に目から生えている感じがブレイドキングフォームと似ていると思うWサイクロンジョーカーエクストリーム。額と0シグナルと目が光り、かっこいい。エクストレイルの中で光るサイクロンジョーカーエクストリームとエクス繋がりでもあります(笑)
以上でクルマいじりシーズがひとまず終了となります。
クルマのD.I.Y(=Do It Yourself=自分の手で作業する=自作作業=日曜大工のこと)は初めてで、
最初は配線?ギボシ端子?電源取り出し?ボディアース?と分からないことだらけでした。

クルマをいじるとなると、敷居が高く感じますが、
エーモンのHPやネットで日夜知識を得て、友人や整備工場の親切な方に助けてもらい、
ここまですることができました。

あまりハデハデにする気はないので、ラインイルミもマスコレもたまにしか点けないですし、
今後外装をいじり予定もありません。

ですが、「こうなったらいいなあ…」と自分でイメージした通りに出来たので
毎日車に乗ることがより楽しくなりました。

ちょっと挑戦してみようかな、と思った方はぜひやってみてください!
ある程度分かると、意外と簡単ですよ!!
<追記>
マスクコレクションには、他シリーズのものもあります。ワンピース ディープコレクション2から、くまを用意しました。
ただ、ワンピースシリーズは発光を前提としておらず、台座は右側のもののように途中で柱が止まっています。
くま本体を分解して、ライダーシリーズの柱が入る様にくり抜きます。
ピンバイスなどを使用して貫通させます。

穴の径は同じなので、ちょっと楽。
デザインナイフできれいに整えます。
デザインナイフを使って、開口します。
顎にも切れ目を入れて、口を開けられるようにします。
マスコレ発光台座にセットするとこのような感じ。

口が半開きです。
発光。

どうしても肌色部分も発光してしまいますが、口からビームを出しているようになりました。
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