トランペット&ウイングリング
スカルリングが2つに割れたあたりで、こちらのトランペット&ウイングリングの製作に移ります。


これは絶対成功させたいので気合いの入り方が違います。


初期段階ではハートだったり蝶の羽だったりしたのですが、天使の羽にデザインが落ち着きました。

なぜトランペット&ウイングかというと・・・完成したら分かります。

お楽しみに。
今回は10号でリング部分が細めなので、13号の大きさで作ります。

制作レシピどおりに2重にしたサランラップで包んで揉んで柔らかくすると適度に水分が抜けて、あまりベタつかなくなりました。

最初っからそれ通りやればよかったですね。

あと、以前の残りの銀粘土を入っていたケースに入れ、同量程度の水を加えてペーストにしておきます。
制作レシピどおり、リングの長さに合わせて切った付箋紙と同じ長さになるよう粘土を伸ばします。

焼成するときに粘土同士がしっかり接合していないと破損の恐れがあるので、出来るだけ接点は少ない方がよいのですね。

とりあえずリング状にしました。
これを、壊さないようにヤスリで丁寧に整えていきます。
リング部分が完成したので、飾りのウイングを乗っける作業に移ります。
大まかな形を粘土で作ります。

なお、合成石を乗せる金具の部分を考慮してスキマを作っておきます。

片側ずつ乗せて丁寧に形を作っていきます。
あ!!


ウイングの真ん中の切れ目の部分をアートナイフでならしていたら、てこの原理で割れてしまいました。

修復せねば…。
ちなみに、アートクレイシルバーの削りかすにももちろん銀は含まれるので、削りかすを集め、水を混ぜることで元の粘土のようになります。

水を多くするとペーストになります。

入っていたケースを用いるとお手軽ですね。

修復するため、もう一度付箋紙を巻いた木芯棒にリングをはめ、つなぎ目をペーストでくっつけます。

表面だけでなく裏側にも付けるのがポイントですね。
ぬわー!!

また破損しました。

今度は3つに・・・。

しかし、耐えるんだ…。

諦めずに修復し、どーにか形になりました。
焼成!


この時間が一番わくわくするんだよなぁ。
焼成前の大きさと比べると、ひとまわり小さくなっているのがわかります。


長さにすると8〜9%程度の収縮だそうです。
これをステンレスブラシ→
スポンジ研磨剤(赤)→
スポンジ研磨剤(青)→
スポンジ研磨剤(緑)→
シルバーポリッシュでよく磨きます。
ピキーン!


トランペット&ウイングリングの完成です。


思ったよりもおしゃれになったよ!


そして、なぜトランペットなのかというと・・・。
実はこんなデザインだったのです。
(マウスポインタを左の画像の上に置くと画像が変わります。



地と図を利用したつもりだったんですけど。
言われてやっとわかるレベルですよね・・・。
しかもトランペットに見えないという。

むしろ言われてもなにかわからないかも?



でも!
頑張って考えたデザインなんです。
これ単体の重さは2gです。


いや、でも満足な出来です。
綺麗に出来たし。
(1/27追記)

割れました。


うわー。わーわーわーゎー。


まぁ、もともと一度作ったもの。
作り直せばいい!

というわけで、修正作業をします。

リングはテカテカに磨かれて粘土が定着しにくいので、そのまま一度焼成します。

すると、白くくすみ、この状態に粘土を付けていけます。



前回余った銀粘土を取っておいてよかったー。

銀粘土のいいところは、水を垂らして放置すると復活して、何度も使えるというとこですね。
割れた部分を補強する目的で、中心部のくぼみを埋めました。


ついでに、もっとラッパモチーフがわかりやすいようにベル(あさがお)をつけました。
裏もばっちり補強。


この後、焼成・研磨をして完成です。
完成!

焼成して木芯棒に通してみると歪んでいたらしく、またヒビが入りましたが、また粘土で埋めて焼きなおしました。


焼成しなおすとリング部分に気泡のような盛り上がりが見られたのですが、あれはなんなんだろう・・・。
削り落したけど。
横から見ると、よりトランペットがあるように見えるようになりました。


でも、入り組んでいて綺麗に磨けなかったのが心残り…。

でも。これはこれで手作り感があっていいのではないでしょうか?(逃げ
アートクレイシルバー第3号 おはへーペンダントへ
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