おはへースカルリング | ||
相田化学工業株式会社から出ている、アートクレイシルバーというものを買ってきました。 前々から興味はあったのですが、クリスマスも近くなり、丁度良い機会なので挑戦したいと思います。 これは、銀粉末を含んだ粘土で、形状を作った後、乾燥させ、焼成することで水分とバインダー(結合材)純度99.9%の純銀になるというものです。 詳しくはこちら http://www.artclay.co.jp/ |
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今回は初めてということで、アートクレイシルバースターターセットを買ってきました。 これさえあれば家庭ですぐに作成することができます。 それでは、内容物を紹介していきます。 制作レシピとDVD。 DVDはきちんと手元の様子や破損した際の対処法などが丁寧に解説されているので、手作業に自身のない人でも安心です。 |
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木芯棒と紙製のリングサイズスケール。 自分の指は何号?なんてのもこれがあれば把握できますし、銀粘土をサイズに合わせて木芯棒に巻きつけて成形するので、歪むこともほぼないでしょう。 リングを作る以外にも、普通にお店で何号が欲しいです、というための目安にもなりますね。 |
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ツール一式。 左からステンレスブラシ、ヤスリ(中目)、磨きヘラ(丸小)、ピンセット、スポンジ研磨剤(赤・青・緑の3種)、シルバーポリッシュクロス。 銀粘土では磨きが重要なので、ヤスリ系が主体ですね。 下にある液体は銀を黒く燻すいぶし液です。 |
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これが銀粘土。 アートクレイシルバー650です。 650℃から焼成できるもので、これが一番ベーシックなものみたいです。 スターターセットには7gのものが2袋入っています。 僕が買った時は期間限定で5gのものが1袋ついてきました。お得! 他にも保湿性を高めたスロードライタイプ、ゴールドのものもあるみたいです。 |
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焼成用の金網です。 組み立て式(折るだけですが)の金網カバーも一緒に入っています。 以上がスターターセットの中身です。 スターターセットは税込6,300円ですが、10,400円するスターターセットDXというものもあります。 DXの方には銀粘土がもう1袋ついて21g入っており(スターターは14g)、制作レシピもよりバリエーションに富んだものになっています。 また、スターターのツール類に加えて、オリジナルデザイン型、リングサイズシート、ニードル、差し丸カン、丸カン(大)、ワークマット、シルバーポリッシュが入っています。 なんでスターターにはクロスが入っているのにポリッシュが入ってないんだ…。 まぁ、必要になったら別途買い足せばいいですね。楽天でも通販できますし。 |
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さぁ、製作を始めよう! ということで作っていきます。 今回は 1.おはへースカルリング 2.トランペット&ウイングリング 3.おはへーペンダントの3つを作ります。 19gという銀粘土の中で作らなければならないのと、2番目のものだけはクオリティを高めにしたいので、順番はこの通りではありません。 あれやったりこれやったりです。 ですが、この記事では上記の順番通り行きます。 |
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まず、デザインです。 上に載せたおはへーマークをスカルリング仕様にアレンジしていきます。 右下が決定稿です。 口は歯を剥き出しにしているのではなく一本線をひいたものとして、鼻の穴は横に長くするなど、どうにかマークの意匠を残しています。 市販のスカルリングを見ているうちにアシンメトリーな目にしたくなって、それをパクりました。 右下の一回転するところには合成石を埋め込むことにしました。 合成石は手芸店や東急ハンズなどで1〜300円程度で売っています。 |
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とりあえず制作レシピ(解説書)をさらっと見て、作り始めます。 まずはリングサイズスケールで人差指の大きさを測ります。 20号で作ろうと思うのですが、銀粘土は収縮するので、リングサイズスケールに書いてある目安を参考に、5号大きめに作ることに決めました。 木芯棒に付箋紙を巻きつけ、25号の部分に合わせて鉛筆で線を引きます。 |
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さて、初めて銀粘土に触ります。 いつものエポキシパテの要領で手に水をつけ、練ります。 うわ!ベットベトやん! どーにもならないけど、とにかく形にしなきゃ・・・とスパチュラで苦戦しつつもこんな感じに。 |
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うーん、ぐちゃぐちゃだなぁ。 そして、買ってきた合成石を埋め込み第1回目の造形は終了。 スカルリングのようなボリュームのあるものを作るには銀粘土を結構な量使うことがわかりました。 |
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銀粘土は銀のほかに水分と結合剤を含んでいるのですが、乾燥させて水分を飛ばします。 1日放置してもいいのですが、ドライヤーなら15分ほど温風をかけても大丈夫です。 木芯棒から付箋紙ごと抜いて、ピンセットで内部の付箋紙をつまみ、くるくる回転させて剥がします。 |
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リングになった!おおおおー。 しかし、ケバケバしているので綺麗になるようやすりがけをしていきますよ。 |
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あ・・・れ・・・? ヒビがはいって…。 気にせずやすりがけしてたら、ボキッ! 真司「折れたぁーー!!」 |
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ということで破損しました。 思ったよりもすごくもろかったぜ。 うーん、思いがけず前後に別れたのでスカル裏面に「Hobby Asbiration」とけがき針で彫ってみました。 このあと修復しつつ、スカルリングに使える粘土の量を把握するため、トランペット&ウイングリングの製作に移ります。 |
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トランペット&ウイングリング、おはへーペンダントが完成し、残りをすべてこのスカルリングに費やせると分かったので、思い切って使っていきます。 おでこの部分が足りなく思ったので、上方向に延長してます。 |
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リング部分が厚く細かったので、アートナイフで削り、幅が厚くなるよう粘土を足していきます。 この際、水で銀粘土をドロドロにしたペーストをつけて元の部分と新規の部分の粘土がしっかりくっつくように気をつけます。 側面には「OHAHEY」と彫ってみました。 |
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左が乾燥終了後です。 家庭にあるガスコンロの上に焼成網とカバーを乗せ、5〜10分焼成します。 この赤くなるのがかっこいい。 右が焼成直後。 一回り小さくなり、白くなってます。 |
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ステンレスブラシで磨き、スポンジ研磨剤(赤)で磨き、いぶし液につけ、スポンジ研磨剤(青)(緑)で磨き、セットとは別に買ってきたシルバーポリッシュでよく磨くと・・・。 じゃじゃーん。 こんな風になります。 |
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後ろ。 リングが何回か破損して補修したせいか、リング部分が歪んでますが、これはこれで味ということで。 |
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結構かっこよく刻印されてます。 一度割れなければこんなに綺麗には彫れなかったでしょう。 怪我の功名。 |
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いぶし液につけたおかげででこぼこが強調されて、雑さが感じられますが・・・。 まぁ、これも味ということで。笑 |
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「OHAHEY」の刻印はいい感じになりました。 これ単体の重さは6gです。 しかし、作ったはいいけどスカルリングってつけないよなぁ・・・。笑 |
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アートクレイシルバー第2号 トランペット&ウイングリングへ |