ブラックライト発光&燐光
MGフィギュアライズ
1/8 ワイルドタイガー
今回は、人気アニメ「TIGER&BUNNY」より主人公のワイルドタイガーを作ります。

通称タイバニは、2011年にTVシリーズを放映、翌2012年に第1話・第2話をベースとした劇場版「the Beginning」が公開され、今年(2013年)秋にはTVシリーズの後を描く劇場版「the Rising」の公開予定と未だに人気のある作品です。

BANDAIのプラモデルといえばガンプラが有名ですが、1/8スケールのキャラクターも展開しています。
タイバニには、スーパーヒーローが多く登場しますが、ニュース中継に見切れることを心情とするTV折紙サイクロンが、パッケージにも見切れていました。

ファンなら思わずニヤリとしてしまうところですね。
1.組み立て
ランナーはこんな感じ。

ガンプラと比べると、一つ一つのパーツが大きいです。

ワイルドタイガーで特徴的なのは、蛍光グリーンとクリア―グリーンのランナーが含まれることです。詳しくは後述。
ワイルドタイガーは、鏑木・T・虎鉄がヒーロースーツを装着した姿です。

その姿を再現するために、まずはアンダースーツをイメージさせるインナーフレームを組み立てる仕組みとなっています。
インナーフレームに外装を装着していきます。

白と黒、シルバーのシンプルなカラーリングに、クリア―グリーンが映えてきれいです。
腕にもパーツを装着していきます。

両腕や両肩には大きなクリアーパーツが配されています。
胴体内部には、LEDを組み込めるような穴があり、改造する方に優しい作りとなっています。

今回は、LEDを使わず光らせようと思います。
胴体に外装を装着して組み立ては完成です。
以上で組み立てが終わりました。
今回は、パーツの加工をせずに、シールと塗装をこってみようと思います。

もともとこのプラモのグリーンの部分は、ブラックライトに反応して発光するようになっています。

この特徴をさらに活かすために、蓄光と蛍光のシートを使って、かっこよく光るワイルドタイガーを目指します。

今風に言うと、デコります(笑)
2.蓄光&蛍光デコレーション
時計などに夜光塗料として使われ、誰もが目にしたことはあるけど名前は知られていない、蓄光(ちっこう)のテープを使います。

中でも、発光時間が長く残光輝度の高い、高輝度のものを選択しました。
これを装甲に貼り付けていきます。

仮面ライダー555をイメージして、全身にラインが走るように配置しました。
黄色いシールの代わりに、同じ大きさにカットした蓄光テープを貼ります。
また、ブラックライトに反応して光る蛍光のルミノシートをカットして、様々なところに貼り付けて行きます。
ワイルドタイガーたちヒーローのスーツには、プロダクトプレイスメントで、スポンサーの広告が入っています。

今回はデカールでHP名「HOBBY ASBIRATION ver.2」と入れようと思います。
しかし、買ってきたデカールのシートはドライプリンタのみ対応で、自宅のインクジェットプリンタは使えない仕様でした。
3.完成
デコレーションが完成しました。

全身に張り巡らせるように蓄光テープを貼っていますが、通常時はあまり目立ちませんね。

反対に、各所に貼った蛍光シートはインパクトがあって目をひきます。
側面。

左側に装飾を少し多めにしてみました。
背面。

装飾は少なめ。
蓄光テープはある程度粘着力がありますが、蛍光ルミノシートは粘着力が少なめでした。剥がれてきた部分は、セロハンテープでコートしています。見た目はあまり良くないですが、暗闇で真価を発揮するのでやむを得ませんでした。
4.付属品
ワイルドタイガー本体、またはグッドラックモードを支えるディスプレイスタンドが付属します。

2軸稼働で、ビス2本で調整します。

長さの伸縮もでき、丁度良い高さにすることができます。
グッドラックモード、マスクオープン用フェイス、ワイルドシュート、手首が各4種類ずつ付属します。
5.ワイルドシュート
両腕部にはワイヤーを射出するワイルドシュートが収納されています。

人命救助やワイヤーアクションなどその用途は様々。
プラモでは、収納状態と展開状態を差し替えで再現。

肘の部分に収納状態を乗せています。
武器持ち手がないため、開き手をグリップに添える形でポージングします。
グリップが見えにくい角度からなら、握り手の方がそれっぽく見えるかもしれません。
右手は握り手、左手は開き手にしてポージング。

重火器のような殺傷能力はもたないこの装備ですが、救助活動やヒーローアクションのためには欠かせません。
6.グッドラックモード
グッドラックモードは、タイガーの右手が変形して巨大なサイズになり、最後の一撃を犯罪者に叩き込む形態。しかし、この変形はあくまで演出のためのギミックなので、威力は特に変わりません。
右腕を差し替えで再現。
サイズがサイズなので、腕を振り上げたままの自立は難しいです。
必殺パンチ。

スタンドを使うと安定してポージングできます。
7.フェイスオープン
一部パーツを差し替え、装着することで、ヒーロースーツを装着している、鏑木・T・虎鉄の顔も再現。
黒目の部分にも蓄光テープを配置。
平手でバニー挑発ポーズ。

鋭い眼光なのでなかなか恐い感じになってしまいました。
ダンスポーズ。
8.ブラックライト発光&燐光
さて、今回の最大の目玉。

ブラックライト発光です。
まずはそのまま照明を落とします。

蓄光テープの部分が燐光(りんこう)してラインが光っています。
さらに暗い所に移動して、ブラックライトを照射して、消灯直後。

テープ部分以外も照らされるほど明るく発光します。
ブラックライトで照射中。

蛍光シート部分も反応して発光するため、全身の至る部分が発光して賑やかになります。

このように、
 @通常
 A蓄光部分の燐光
 B蓄光部分と蛍光部分の発光
と3段階の状態にすることができます。
一番のお気に入りポーズ。

グッドラックモードの指の色が、通常時と発光時で異なることに注目してください。

今回色々試してみて、
蛍光グリーン→グリーン
蛍光イエロー→グリーン
蛍光オレンジ→オレンジ
蛍光ピンク→オレンジ
蛍光オレンジ→イエロー
と発光することを発見しました。

この特徴を活かして指の部分に蛍光シートを配置しました。
グッドラックモード発動、片膝立ちポーズ。

もともとブラックライトに反応して発光する蛍光グリーンとクリア―グリーンのパーツ部分に加えて、発光部分を増やした結果、イルミネーションばりに光るようになりました。
胸のマークを指し示す決めポーズ。
胸の文字はデカールなので発光しません。

蛍光オレンジの部分で頭文字の「H」「A」「2」を表したり、蓄光の上にデカールを貼ったりといろいろな光らせ方をしてみました。
先程のフェイスオープンも発光。

すごい恐い(笑)
以上、ブラックライト発光&燐光ワイルドタイガーでした。

もともとブラックライトで光る部分があったので、それを発展させたくて調べたら、蓄光と蛍光に辿り着きました。2段階発光ができるので、一人で光らせていてもなかなか楽しめるものになりました。

他にも応用できそうなので、またなんかやってみたいと思います。
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