1/144HGSEED改造 デュエルガンダム トラディメント |
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RGシリーズが発売されたり、HDリマスター版が放映されたりと、10年の月日が経っても未だその人気が衰えないガンダムSEED。そんな中、月刊ホビージャパン2012年4月号に「HGガンダムSEEDカスタムキット」が付録として同梱されました。 これらを組み込むことによって、どうしてもRGに比べると可動域に劣るHGキットをバージョンアップさせることができます。 このキットを使ったコンテストが誌面上で開催されるということで、それに合わせて作ろうと企画を始めました。締切まで3カ月あったのも応募しようと思った大きな理由です。 |
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ベースとするキットは何にしようか考えた所、デュエルガンダムが候補にあがりました。何を隠そう、私はストライクの次にデュエルが大好きなんです。ストライクはRGが出てしまっているので、それに対抗できるようにライバル機としてがんばってもらおうと思いました。 なおこれは10年前、私が中学生の時に組んだデュエルガンダムアサルトシュラウドです。よくとっておいたな、自分。 |
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ただデュエルアサルトシュラウドに組み込むだけじゃつまらない!ということで、もう一つのデュエルのバリエーション、ガンダムSEED C.E.73
STRAGAZERよりブルデュエルを入手。 ブルデュエルの追加装甲「フォルテストラ」とTV版デュエルの追加装甲「アサルトシュラウド」のニコイチ*が今回の企画の中核になります。 *ニコイチ…2個のものをいいとこどりして1個にすること。 |
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まずは普通にブルデュエルを組んでいきます。 もちろん、おともにSTARGAZERのDVDを流しながら。TV本編とはまた異なるシリアスな雰囲気とメカ描写がかっこいいのでたびたび手が止まってしまうことも(笑) 基本はSEED HGシリーズと同じなのでサクサク作れました。 |
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数少ない活躍シーン再現。 両腕の追加装甲に内装されたM7G2リトラクラブルビームガンを展開。 その取り回しのしやすさと高い速射性能で乱戦時に有効。 格闘戦時には腕が重そう。軽量化のためにパージする戦法は追加装甲機体の切り札で、TV本編デュエルや外伝ASTRAYのジンアサルトなんかでも見られました。ただ、ブルデュエルはボルトオン装着ではなくPS装甲化措置を追加して標準装備化しているので、パージ戦法はとれないかもしれません。 |
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アサルトシュラウドではミサイルポッドとなっていた左肩には、Mk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾を3基装備。これは、コンバットナイフとしても、手裏剣のようにも使用できる装備です。 3本同時持ちが再現された右手パーツが付属します。 |
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■@腕部の改造 | ||
まず腕部追加装甲です。 腕はリトラクタブルビームガンをそのまま使用したいので写真左のブルデュエルのものをメインに使用します。 それにアサルトシュラウドのパーツを移植します。 |
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左腕も同様ですが、シールド取り付け用のジョイントも移植します。 | ||
■A胴体部分の改造 | ||
胴体もニコイチにします。 圧倒的にブルデュエルの方がデザインに特徴があってかっこいいのですが、アサルトシュラウドの意匠も残したい。 |
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そこで、中央部のみをブルデュエルに移植する事にします。 バラバラにしました。 |
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干渉するフォルテストラの胸部装甲の先端を削り、アサルトシュラウドの胸部装甲を被せます。 | ||
■B脚部の改造 | ||
カスタムキットには主に@手首Aヒザ関節パーツBアクションアームジョイントCグランドスラムの4つが付属します。 まずは、デュエルにAヒザ関節パーツを組み込みます。左が通常、右がカスタムキットのヒザ関節パーツです。。 |
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上の写真と左右入れ替わってしまっていますが、組み込み後。写真左のカスタムを組み込んだ方は脚が伸長され、可動域が拡大しています。 拡大した可動域については完成写真をご覧ください。 |
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脚部はボリュームの多いアサルトシュラウドをベースとします。 ブルデュエルでは股関節に軸が一本足されているので、足されている腰パーツを追加装甲用、足されていない腰パーツをデュエル用として差し替えにします。 |
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フォルテストラのサーベルラックを切り取って移植します。 | ||
アサルトシュラウドの装甲は左右ハメ込みピンを削り、接着して一つのパーツにしてしまいます。 | ||
当初は磁石で固定する予定でしたが、ヒザの青い部分と接着して、ヒザ部分ごと交換することにしました。 また、アサルトシュラウドの左肩パーツをヒザに使用してボリュームアップを図ります。 |
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■C武装の改造 | ||
アサルトシュラウドの右肩に装備されているレールガン「シヴァ」とブルデュエルに装備されているM443スコルピオン機動レールガンは設定こそ事なれど模型的には同じ形状です。 | ||
スコルピオン機動レールガンはシールド裏に1門マウントされていますが、これを増設して2門にします。 | ||
■Dさらにアイテム追加 | ||
ニコイチだとまだ物足りないなーということでガンダムSEED MSVよりジンハイマニューバを導入します。 ジンアサルトやシグーアサルトが模型化されていないので、SEEDでは立体化されている数少ない追加装甲バリエーションの機体です。 |
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中身はジン+αな感じ。 ランナーの一部変えて、一部パーツ変更やポジション変更がなされてだけなのに、かなり大きくシルエットが変わっています。 |
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ジン本体は組み立てずに10年前に作ったジンに追加しながらデュエルにどう組み込むか考える。 これはミーティアの原型となった高機動スラスターを装備したところ。 これはこのまま移植します。 |
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ジンに付属のミサイルポッドと、ハイマニューバの増加装甲は脚部ハードポイントに装着されます。 これらをデュエルに導入していきます。 |
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デュエルには、ハードポイントごとミサイルポッドを腰に装備できるようにします。 | ||
増加装甲はアサルトシュラウドに接着することにします。 | ||
ハイマニューバのフロントスカートに増設されるパーツも移植。 | ||
せっかく同じ形状のビームライフルが2丁もあるので腰にラックをプラ板でスクラッチして製作。 | ||
肩の増加装甲なども追加してこんなシルエットになりました。ゴテゴテしていい感じ! | ||
右がキットまま、左は顔を少し削り込んでいます。 | ||
バックパックへのジョイントは、余ったヒザ関節パーツを有効利用。パテで穴を埋めて、ディティールを入れてそれっぽくします。 | ||
あとはもう筆塗りでベタベタと塗装。 | ||
洗浄。 きれいなデュエル一体と、増加装甲を着たデュエルがいるので実質2体分。 |
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カラーリングのイメージはマクロスFのメサイアバルキリーのアーマードパック。 | ||
アクセントにマゼンタを入れて、ツヤ消しを吹いて完成です。 | ||
増加装甲の塗装のために汚れた10年前のデュエル。やられ感が満載。 彼に感謝をしつつ 完成写真へ! |
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デュエルガンダム | ||
GAT-X102デュエルガンダム。 ガンダムSEEDの始まりとなった連合の5機のうちで一番ナンバーが若く、最初に完成したMSです。 デュエルを基に他の機体が各々のコンセプトに特化している分、デュエルはこれといった特徴がありません。 デュエル強奪したザフトは火力と推力を強化するために増加装甲を特注。アサルトシュラウドと呼ばれる増加装甲を装備します。強奪した機体でこんなことを考えつくなんて、ザフトの方が賢いかも知れない…。 腹部や二の腕など、一部を本体とは違うライトブルーで塗装してRGのイメージを狙っています。 |
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握り手はカスタムキットのものを使用しています。 ヒザもカスタムキットのものなので可動域が拡大しています。 |
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カスタムキットの恩恵もありますが、もともとデュエルはスカート部分がないので前後に足がかなり開きます。 | ||
ビームライフル装備。 頭部のひさしから少し軍隊っぽさを感じるのですが、私だけでしょうか。 |
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構え。 武器持ち手・開いた手のひらもカスタムキットのパーツを使用しています。 |
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発射。 | ||
シールド装備。 シールドのみトラディメントのカラーリングに合わせてマゼンタで塗装しています。 このポーズ、実は通常のHGではありえない場所に肩があるのですがお気づきでしょうか。 |
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上の写真では、胴体と肩の間にカスタムキットの付属のアクションアームジョイントを装着しています。 正面から見ると肩が浮き上がってかっこよくは見えませんが、このジョイントが見えにくい角度では、肩を怒らせたポーズに見える、という代物です。 上の写真以外にもこの記事の中では、アクションアームジョイントをふんだんに使用してお送りしております(笑) |
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ビームライフル2丁装備。 | ||
ビームサーベル&シールド。 | ||
ビームサーベル&シールド。 | ||
アクションアームジョイントを使用して「突き」のポーズ。 | ||
ビームサーベル2刀流。 | ||
逆手持ち2刀流。 | ||
カスタムキット付属のグランドスラム。 | ||
本来はストライクの装備ですが、GAT-Xシリーズは武装を共有できるので、問題なし。 | ||
トラディメント装着 | ||
増加装甲パーツを装着します。 腰パーツのみ差し替えになりますが、それ以外はデュエルに装着できます。 |
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まずは腰の差し替え。 これによって、スラスター付きフロントスカートが追加、サイドスカートにハードポイントが追加、腰部背面にスラスターとビームライフルラックが追加されます。 |
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背面に増加スラスターを装着。 アサルトシュラウドの追加スラスターにさらにフォルテストラのスラスターを追加し、さらにさらにジンハイマニューバのスラスターを追加しているので、背面はとってもボリューミー。 腕部にも増加装甲を装着します。 これによってリトラクタブルビームガンが使用可能になります。 |
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脚部と両肩にも装甲を追加。 脚部はヒザの青いパーツごと交換する仕様になっています。 最後に胸パーツを挟み込んで 追加装甲完成! |
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デュエルガンダム トラディメント | ||
おはへーオリジナル追加装甲装備のデュエルガンダムが完成。 その名も、デュエルガンダム トラディメントです。 トラディメントとは、イタリア語で裏切りを意味します。だってねえ、連合が開発したデュエルガンダムと、それを強奪してザフトが開発した追加装甲「アサルトシュラウド」と、さらにそれを見て着想を得た追加装甲「フォルテストラ」が一つになっているんですよ。そりゃもう、どこ出自のものかも分からない、裏切りの塊ですよ(え |
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これだけでもゴテゴテしていますが、プレイバリューは満載。 まずは腰部ハードポイントに懸架できるMA-M3重斬刀。 |
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ビームサーベルと重斬刀の二刀流。 | ||
続いてダブルビームライフル。 | ||
腰部ラックに懸架することができます。 | ||
両腕にはリトラクタブルビームガン。 | ||
近づいた敵を速射で排除します。 | ||
俯瞰。前後にも左右にもボリュームアップしているのが分かります。 | ||
左肩ハッチにはMk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾を装備。 この開いた手もカスタムキットを使用しています。 |
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ハッチ展開。 | ||
構えて… | ||
投擲! | ||
左腕部はジョイントがあり、ダブルレールガンとシールドを選択、もしくは同時に装着が可能。 | ||
シールドのみ装着。 | ||
ダブルレールガンを挟んで装着。 こういう装備なかなか好みなのですが、防御した時にレールガンが損傷しないか心配ですよね。 |
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本当はレールガンの間にも何か仕込もうかと思ったのですが、さすがに盛り込みすぎでややめました。 | ||
サイドスカートのハードポイントは、ジンの脚部にあったものを移植してあります。 | ||
つまり、ミサイルポッドを腰に装備可能。 迫力満点ですがそろそろ動きにくそう! |
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ジンハイマニューバ用のJDP2-MMX22試製27mm機甲突撃銃を装備。 重斬刀を重剣のようにマウントしたマシンガンです。 取りまわしにくそうだけどかっこいい! |
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背面。左右の巨大な高機動スラスターのカバーにはジンのものを使用せず、余ったブルデュエルの脚部と肩部の追加装甲をそれっぽく配置。 | ||
高機動スラスターはそれなりに可動します。 | ||
フル装備状態。 これをコンテストに応募しました。 うーん、背面のスラスターがうまく写り込んでいないのが悔やまれる…。 |
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グランドスラム | ||
カスタムキットに付属したグランドスラムはストライク用なのでストライクに装備。 この装備自体お目にかからないですが、やっぱりこっちの方がしっくりきますね。 |
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HGでも持てるものはもちろんRGでも持てます。 ピンを手のひらに差し込むとこんな大ぶりな剣でも安定して構えられます。 |
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アーマーシュナイダーと。 ここまでの長剣とナイフを同時に使用するシチュエーションはあまり考えられませんが…。 ガンダム用の剣というと圧倒的にビームサーベルが思い浮かびますが、こういったいかにも刃物ちっくな剣が似合うストライクも珍しいかも知れません。 |
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逆手持ち。 たしかグランドスラムは、PGストライク発売当時は公式設定だったのにいつのまにか非公式設定になっていたかわいそうなコなんでしたよね。 |
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たたんだ状態。 | ||
ストライクv.s.デュエル | ||
ホビアソ内で強化されたストライクv.s.デュエルの対決。どちらもコーン型のスラスターを装備し、宇宙での高機動戦闘が予想されます。 誰か映像化して(笑) |
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和解。 ガンダム同士で肩を組むなんてシチュエーション、見たこともありませんが(笑) 以上で終わります。 コンテストに間に合うように作りましたが、今回締切があるとだらだら作らなくていいということが分かりました。どうしても凝ったり悩んだりして時間がかかってしまいますからね。 でもプラモデルは一旦お休みにしてまたまったりと何か作っていきたいと思います。では! |
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追記 2012.7.31 | ||
月刊ホビージャパン2012年9月号で「HGガンダムSEEDカスタムコンテスト」の審査結果発表がありました。惜しくも今回は掲載されませんでしたが、参加賞としてスモークグレーのグランドスラムをいただきました。持っているものと合わせて2本あるので、組み合わせても面白いですね。 |