仮面ライダーキバ飛翔態
&タツロット
仮面ライダーキバの飛翔態をフルスクラッチで作ります。

例年平成ライダーの劇場版では最終フォームをお披露目するのが常でしたが(電王は最終ではないですね)キバでは、まさかの、CGですよ。

キバの劇場版「魔界城の王」では暴走する飛翔態と音也のエピソードもあり、夜空を縦横無尽に羽ばたく姿は非常にカッコイイ!と思いました。

しかし、かっこいいソフビなんかも出ないし、超絶変形のプロポーションはさすがに期待してなかったし・・・というわけで、作ろうということになりました。

動画も作ったので、こちらでどうぞ。
針金で骨組みとなる部分を作ります。
クリックすると大きい画像が見れます。
左)頭、足、胴体と分けてパテでなんとなく形を作ります。

中)削りつつ、整えていきます。

右)デザインナイフの刃を折って細かい部分に対応できるようにしてます。
2本買って対応できるようにしました。
合体。

動画のコメントに「飛翔態はこうもりだ」とありました。
当然キバはもともとヴァンパイアモチーフだからこうもりなんでしょうけど、今回は僕の趣味で鳥に近くなっているかもしれません。
作りかけの3つ。


作りながらどんなポーズにしようかなぁ、どんな紹介の仕方をしようかなぁ、と考えている時は楽しいです。

作業は黙々とやるので。
針金で羽・尾羽の骨組みを考え中。


実は頭は、角度を決めかねていたので胴体側の爪楊枝の先で差し込み式になっています。
後でくっつけました。


右の落書きはキャッスルドラン・・・のつもり。
胴体なんかと同じように羽・尾羽にパテを盛っては切って、削って、の繰り返し。
仮に羽を止めたの図。

黄色い部分と青白い部分があるのは、前者がタミヤエポパテの速硬化タイプ、後者が高密度タイプ。

作業時間短縮のために速硬化を使っていたんですが、こんだけ小さいと欠けやすさが気になってきて、硬化時間は長いけど欠けにくい高密度に切り替えたため、2色になっております。

ちなみに、下あごはプラ板を成形してくっつけてあります。
額の魔皇石はパテで綺麗な半球が出来なかったので、WAVEのリベットを貼り付けてます。
ちなみに、こういったちまちました作業ではパテが余りがち。

そういったときは、ラップにくるんで冷凍庫に入れておけば効果が遅くなるので、練りすぎた時はこうしておくのがよい。


「それはエコだよ!」
羽は下地→フレーム→模様という段階を踏んで形にしてます。


模様ムズイ・・・。
それっぽくなるようにはしてますが、やっぱり簡略化されたます。
だいたいパーツが出来た感じ。


あと、今回はやすりがけをほぼ省いて、ナイフでザクザク切った荒っぽさを出す、というのを想定してます。
ところで、ゴーオンジャーとキバの間の「このあとすぐ」12月ver.がかっこよかったので、あまり好きではないがタツロットも作りはじめることに。

基本的には飛翔態と同じ要領。
全パーツ合体したところ。
瞬接でくっつけてパテで整えます。


背面は資料が乏しいので想像で。
いつも通り洗浄し、サーフェイサーを吹いた後、シルバーリーフを吹きます。


凹凸が激しいので、銀色だけでもイイ感じになりました。
金色はガンダムマーカーのゴールドを塗料皿などに押しつけて出し、筆で塗ります。

細かいところでは筆よりも爪楊枝の方が塗りやすかったので多用しました。

頭部はレッド、羽はマルーンを。
だいたいの色が塗られました。
頭部の魔皇石にはクリアーグリーンを爪楊枝で乗せる感じで塗装。


頭部の塗り分けは、爪楊枝では塗りにくかったので、デザインナイフの刃先に塗料をつけて塗りました。

それでも、失敗するのでかなり塗り直しを繰り返しました。
塗装している途中に、机から落としてしまい、左翼の一部と右足の右端の爪が欠損。行方不明。


どうしようもないので、パテ塊から少し大きい塊を切り出して、接着し、再び整えて補修しました。

写真は接着したところですね。
キバットの眼について。

あの複雑なグラデーションはただでさえ難しいなのに、このサイズなら尚更無理、ということで、白の上に赤紫を塗り、緑、赤と小さくして塗ることでそれっぽくしてます。
羽は、金一色だとつまらなかったので、クリアーレンジを筆塗し、再び模様を金色で塗ってます。
キバの鎧ジープ同様ウォッシング。
完成!



正面から。
斜め後ろ。
クリックすると大きい画像が見れます。
まぁ、満足いく出来かな。

超絶の変形過程を意識して背面を想像で作りました。それっぽくなったかな?

背中の中央に埋まっているのはタツロットです。
頭の塗り分け、これは何度もやったので満足いく感じに。


魔皇石とか自分でもきれいに出来たと思う。
で、おまけのタツロット。

装着変身のキバットと並べると会話が聞こえている感じですね。


大きさはてきとうにつくったのに、丁度いいサイズですね。
タツロットってキャラクターとしてあまり好きではないですが、ちまっこいのが画面上を動き回るのは好きです。
キバの鎧の封印の鎖を噛み切り、新たなる変身へと導く。


でも、タツロットに「変身!」とか言って欲しくない。
「渡!」「渡さ〜ん!」なんて聞こえてきそうですね。
例の、12月ver.の「このあとすぐ」



しかし、キバットが2体いることになる・・・。
もはや設定を無視した共演。


劇場版でアークが腕に乗せてたのが印象的だったので、あらかじめこれが出来るように爪の角度を考えてありました。



あぁ、キバットも渡も2人いる・・・。
キバ「頼んだぞ!アカネタカ」


飛翔態「ちげーよ」
なんとなく、変身モーション。
装着のキバットと、
自作のキバットと比較。



もとより小さすぎるんで、精密さとかどうしようもない感じですが。
劇場版パンフと。



資料が少ないんで主にこれを見て作りました。

もっと頭小さくてもよかったかなぁ。
ヘルズゲートと。



少し関係ないんですが、キバフォームからエンペラーフォームへの変身シークエンスに、右足の魔皇石が胸に移った経緯が全く無視されて変身したのが、ちょっと期待を裏切られたかな、と。
以前作った西遊記のジープと対決。


知っている方はお分かりかと思いますが、S.I.C.が好きなので、キャラクターモデルとしてはリアルに走ってるかも知れません。
と言っても、まだまだですが。

一つ言えることは、ウォッシングはお手軽でかっこよくなる!ってことかな。

もっとほかの技法にも挑戦してみたいが。
1円玉と比較。


こうみると、もはや1円玉ってでかいんだなぁ、という感想を持ってしまう。
次回予告!


キバといえばヴァイオリン!
劇中でも印象的な人の顔が彫られたネックを持つブラッディ・ローズを作ってます。

お楽しみに。
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