ホッカイオーその1その2


その3、完成編です。


完成しました。
本体のみ、正面からです。

なお、今回からデジカメの補正を+0.7くらいにして撮影しているので、いつもより明るく、かっこよく写っているはずです。
背面から。

頭部周辺のトゲが絶妙にぶつかり合っていないのがわかるでしょうか。
元の素体、イージスガンダムと。

例によって、原形をほぼ留めていません。
スタイリングはほぼ同じですが、頭部に関してはヒサシを下に延長して角を下げているので、イージスとは異なる印象を受けます。
可動域の説明です。

肩から二の腕部分にくっついているアーマーはポリキャップが内蔵されているので、引き出して展開する事により腕の可動域を少し広げます。右肩が閉・左肩が開の状態。

上半身と下半身にもポリキャップを仕込んであるので、この程度までスイングすることができます。
両肩にデカールを貼り付けました。
実際に配置してみないとバランスがわからないので、大きさを複数用意してちょうど良いのを選択しました。

右肩の雪のようなマークはうまくいったのですが、左肩が問題です。クリアータイプのデカールなので北海道の黄色が下地の赤によってうまく発色していません。しかも、デカール自体が白みがかってしまいました。
背面から。

肩の部分のビットは、イラストでは浮いています。どうしようか悩んだのですが、肩の後ろの部分に差し込むようにしました。着脱出来ます。

背面やその脇のバーニアは勝手にアレンジした部分です。また、胸の脇のダクトも、凹を凸に変えてしまいました。
ビットを浮かせてビットらしくするのがめんどうだったので、アーマーシュナイダーと解釈。

もちろん、持ち手として対応はしていないのでナイフに見えるように持っているだけです。
ロボットアニメのOPにありそうなアングル。胸の脇にはホッカイオーに搭乗する主人公が立っていそうです。
■ラベンダーソード
ここから、剣を持たせます。

ホッカイオーのテーマソングでは、「ラベンダーブレード」と呼称されていますね。
元のイラスト、ホッカイオーバージョン1をバックに。

やはり、リアル頭身とSDでは頭部の比率がかなり異なります。
盾を突き刺した状態。

柄に手は届かないので後ろで支えています。
剣のトゲを生かしたポーズ。

個人的にかなりお気に入りです。
大きく振りかぶって。

赤いカラーリングと大きな武器、とがった目から「鬼神」という感じがします。
剣の柄は深く差しこんだ状態でポリキャップに固定されますが、浅く差しこんだ状態でもプラパイプに保持されるので、両手持ちように柄を長くすることができます。
剣の柄をを両手持ち用に長くして、左手を両手持ち用の手に換装します。
こうやって見ると剣のバランスが悪く見えますが、剣と矛の中間だと考えればいいんです(笑)
この剣は「斬る」というより「ぶった斬る」という表現が似合いますよね。ということで、ぶった斬られそうなアングルで。
いくらロボットとは言え、この長さは重そうです。

もしアニメーションで再現されたら、剣を振る勢いで地面にめり込んだりするのでしょうね。
■サモン・ユニオニオン
ある戦いで、ホッカイオーは苦戦していた。


ホッカイオー「くっ、ラベンダーソードじゃ戦いがゆるくないっしょ(楽じゃない)。どうするべさ…」
そんな時は、オリジナル武装を召喚だ!

ホッカイオー「サモン・ユニオニオン!」


※召喚(サモン)と鮭(サーモン)、結合(ユニオン)と玉ねぎ(オニオン)を引っ掛けました。
はい、このユニオニオンはホッカイオーを作るにあたって使わなかったイージスガンダムのパーツを寄せ集めたものです。

シルエットには北海道の意匠を取り入れています。見れば一発でわかりますね。
裏から見るとこんな感じです。

ライフルが支えとなっているため、きちんと自立します。
本体の中央には、縦に読むと「北」「海」「道」となるようにデザインしたデカールを貼ってあります。


右の「HOKKAIDO」というデカールと同じものを左の黒い部分にも貼っているのですが、背景色が濃すぎて全然見えません。貼ってから気付きました。
分離すると7パーツに分かれ、再度組み合せることでホッカイオーの4つの武装になります。

本体も含め、名称を北海道の名産品や方言になぞらえています。ちょっと中二な感じもしますが、あくまで遊びなので深くは気にしないでください。
まず、標準的な武装として、トウキビームライフルとニシールド。

右手に装備したトウキビームライフルは、直線的な黄色い光弾を発射します。ですが、その光弾は着弾と同時にポップコーンのように弾けるので、扱いやすい上に攻撃力は高い武装です。
左手に装備するニシールドは、通常時は実体盾として使います。シールド表面から発生させるビームでニシンのように煌めくユウバリヤーを張ると、ビームと実体の二重の盾となり、破格の防御力を誇ります。
左手に装備したクラブクローはそのままでも打撃武器として使えます。
クラブクローをひとたび展開すると、カニのハサミようなクローとなり、圧倒的な破壊力で突破口を開く。


※クラブクローの白いクローの先端にあたる根室あたりではカニが名産品ですね。
ニシールドとクラブクローを同時装備。

クラブクローで挟み込んだ対象物を、ニシールドの先端にユウバリヤーをピンポイントで集中させて貫く技「ロスト・サークル」は圧巻。

※ロスト・サークル…失われた輪→ない、わっか→わっかない→稚内。ニシールドの先端は最北端稚内の位置です。おわかりいただけたでしょうか?(笑)
ユニオニオンの左側を変形させ、中央下部のフィンを合体させると、ジャガバスターライフルとなります。

先端を閉じた状態では、イカのように鋭いイカッターで対
象物を切断する銃剣のようになります。


※ジャガバスターライフルの先端は函館。函館といえばイカでしょう。
展開すると、超巨大なジャガイモのように丸いビーム弾を発射するバスターライフルに。直撃した対象物は、バターのように溶けていきます。
時には、先端のイカッターで対象物を刺し、高威力のジャガバスターを0距離で放つ「シオカラジャガバスター」という荒業も。
ジャガバスターの最大出力を両手で構えて放つ大技。

かつてその凄まじい破壊力を見た者は混沌とした争いをやめ、すぐに秩序を取り戻そうとしたことから「北にあかりと男爵とクイーンが目醒める」という伝承にもなっています。
フル装備状態。

ジャガバスターライフルの側面はイージスのサイドアーマーそのままなので、トウキビームライフルは差し込むことができます。

また、砲身の下にニシールドを組み合わせるための突起を設けておいたのでそこに引っ掛け、グリップエンドで持ち手を挟み込んで固定することができます。

ラベンダーソードは立て掛けただけです。
以上で、ホッカイオーの記事を終わります。

ToMoさんのイラストに惚れてから、製作に取りかかるまでと終わるまでにかなりの時間がかかりましたが、とっても良い企画でした。なにより、当のToMoさんに監修していただいたことは嬉しい限りです。

もう1作品をもって、当面の大きな企画は終わりとなります。引き続きお楽しみに!
■追記 11/6/12
電撃ホビーマガジン2011年7月号の読者投稿コーナー「Reader's Works」に掲載されました。
今まで3位以内に入っていましたが、今回は初の等外でした。
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